三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

仙岩山登山

2021-06-02 21:10:42 | 日記
5月30日(日)仙岩山という山に登りました。ご存知の人は少ないで
しょう。わたしも1箇月前までは知らなかった山です。
位置  宇佐市院内町小野川内
    北緯 33°26’ 49",東経 131°16’ 04”
標高  569.7 m
標高からすると大した山ではありません。

上の地図で P と記入した辺りに駐車してその少し南側から登り始めま
す。稜線に沿って途中大きなピークを2つ過ぎて頂上。戻りは,最初
の鞍部から北西に進路を取り,岩の多いところを経由し卍を過ぎてT
字路に出ます。ここはもうほとんど平地で,計画ではここから進路を
南にとって(地図では破線)駐車場所に戻る予定でした。しかし,ど
うしても道がわからず,T字路から北に進路を取り,車道を大きく反
時計回りに回って駐車場所に戻ったという次第です。

登山口は車道の横にあって,気づきにくいです。

すぐに心細い山道になります。

頂上までは小さなものも含めて3つのピークを越えなければなりませ
ん。いずれもかなり急な勾配です。
それでも特に危険な場所はなく,1時間ほどで頂上に着きました。

頂上はやや開けていますが,周囲は灌木が密集していて眺望は全くあ
りません。昼食を摂る時刻でもないので小休止の後直ちに下山開始。
最初の鞍部から岩巡りコースがあるということを事前に知っていたの
で,できればそのコースで下山したいと思っていました。しかし,そ
の分岐点がわかりません。
しつこく探していると,かろうじて目印が見つかりました。

上の写真の中央部に赤いテープの目印が写っているのですが,まず認
められないでしょうね。
ほとんど道とは思えない道を降りました。通る人はほとんどいないと
見え,途中何度も道を見失いました。そのたびにもとに戻って道を探
すということの繰り返し。
危険な岩場もあります。

上の写真の岩場では下の方に木の根のようなものが岩にへばりついて
いますが,そこを踏んで岩を伝って行きます。
とにかく登りのときの2倍ほどの時間と労力をかけて無事神社のよう
なところにたどり着きました。地図では卍の記号が付いています。

ここまで来ればもう安心。後はT字路を左折して進路を南にとって駐
車場所に戻ればいい。
そのT字路付近に鳥居があり,その背後に古びた仁王像(?)が2体
立っています。

上の写真ですが,2体がわかりますか?周囲に溶け込んでいて,認め
にくいと思います。
地図では破線で示されていますが,車も通れるほどの広い道です。何
も悩むことなくすいすいと進みましたが,地図にある 池 にたどり着
きません。気にせず進んで行くとついに完全に山の中。
戻ってみると赤いテープの目印が。

ここで分岐していたのでした。
間もなく池が現れ,安心したのもつかの間。また道が消えてしまいま
した。
池に戻って注意深く探すとテープの目印がありました。それを見落と
していたのです。しかし,そのテープも間もなくなくなってしまい,
再び道が消えてしまいました。
再度池にもどって‥‥。
そうこうしているうちに午後2時を過ぎてしまいました。山(森)の
中はそろそろ暗くなり始めています。3時までには山から脱出してい
ないと危険です。
この時点で池コースを断念しました。距離は長くなりますが,T字路
に戻って大きく反時計回りに車道を通って駐車場所に戻ることにしま
した。(地図では,仙人・上麻生・円ヶ迫・Pという経路)目測で約
4kmあります。1時間ほど見ておけばいいでしょう。
あとはひたすら歩き。
しかし,このコースを歩いたおかげで仙岩山をじっくり眺めることが
できました。

ものすごい岩が見えます。
登り1時間,降り5時間の山行になってしまいました。
途中誰にも遇いませんでした。(車道では2,3台の車とすれ違った
だけ。)
以上