三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

春を感じました

2015-02-07 22:22:18 | 日記
久しぶりに故郷に帰りました。故郷とはいっても,今住んでいるところから20~30kmほどしか離れていません。自動車なら1時間足らずの距離ですが,きょうは列車と徒歩にしました。
鉄道を2社乗り継ぐと故郷の駅に行けるのですが,きょうは途中下車して5~6kmほど歩くことにしました。計算では所要時間はそれほど変わりません。鉄道は大回りしているのです。
さて,駅に降りました。なかなか古めかしい駅舎です。

ポストがなかなかいいですね。それにポストの左上に見える看板の文字がいい。自轉車の轉の字がいかにも古い。
まずは小用を済ますべく赴きました。で,手を洗おうとしたら???蛇口から出てくる水が何と呼んだらいいか,手洗いのくぼみの端にかかっていて水を手ですくえません。正確に言うと,すくいにくいのです。

写真ではちょっとわかりにくいのですが,わたしの言いたいことは理解できるのではないでしょうか?
最近,蛇口に関してはデザイナーの奇を衒った作品が多くて使いにくいのですが,ここの場合はまったくデザインなど考えていないようです。それはいいのですが,水が手ですくいにくいのはどうしたものでしょうか?
それはともかく,駅舎に入って帰りの時刻を確認しようとしたら・・・あれ???駅名に覚えがない!

並んで掲げられている運賃表を見ても何だか変です。

まず,字体が古い。落ち着いてよく見ると「信濃鐵(鉄)道」とあります。どうも信濃鉄道の古い時刻表と運賃表を移設したようです。鉄道マニアの仕業でしょうか?まあ,それはそれでいいのですが,本物の時刻表が見当たりません。わたしは構わないのですが,一般の旅行者は困るでしょう。
そんなことを考えながら駅を離れ,広い道に出ると看板が目に付きました。

「合田橋の補修を行う工事を行います」とはちょっとひどいと思います。
最近の表現には,具体的な意味のない動詞の「する」,「行う」,「実施する」を多用する傾向があります。この看板の場合,「合田橋の補修工事を行います」でいいのではないでしょうか?
何だか年寄りの愚痴ばかりのようでいけません。
気分を一新して黙々と歩きました。峠を越えるとわが故郷です。
梅のような花が咲いていました。

もう春ですね。

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