三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

久し振りの宝満山

2023-02-17 14:43:07 | 日記
テレゴールの記事で触れたとおり,きのうは宝満山(829m)に登りました。福岡県太宰府市の天満宮の裏山にあたります。
前回はいつ登っただろう?コロナの3年間は確実に登っていません。多分,5年とか10年とかの程度で登っていないと思います。久し振りです。
先日NHK(のダーウィンが来た(?))でこの山のカエルの大移動が放送されました。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は,わたしあの放送を見るまでカエルのことはまったく知りませんでした。

登山口のある竈門(かまど)神社への道に入ると前方に宝満山が。

写真では2つの山が見えます。左側の高い方が宝満山,右は愛嶽(おだけ)山(439m)でしょう。

竈門神社の有料駐車場に停めて登山開始。階段の始まりです。五合目(?)付近に水場があります。

夏の暑いときは順番待ちして水を飲むことがあります。

ずっと階段です。その最も厳しいのが百段がんぎと呼ばれる急登です。

以前本当に百段あるのか数ええたことがあります。たしかに百段ありました。
一気に登り終えました。

石碑です。

芭蕉の句碑だそうです。恥ずかしながらわたしはほとんど読めませんでした。虎の巻き(?)によると,以下のとおりだとのこと。

 世の人の
  見付けぬ花や
   軒(のき)の栗

奥の細道の中の句だそうですが,それがどんな因縁でこの句碑となったのでしょうか?

さて,間もなく平坦になりますが,再び急登。しかも今度は岩場。すべったり,つまずいたり,踏み外したりしないよう気を付けて一歩一歩確実に登ります。若い人達からどんどん抜かれ,さらに距離を大きく開けられても気にしません。

登山口から2時間ほどで頂上に到達!岩だらけの場所ですが,少しばかり開けています。
さっそく故郷の英彦山を探します。――ありました。

北岳,中岳,南岳とはっきりわかります。山頂をはじめ高いところは白くなっています。雪が残っているのですね。
そういえば,この宝満山でも平坦なところあたりからところどころ雪が残っていました。

英彦山と反対側には博多湾が一望のもと。市街地は勿論,海の中道や志賀島なども見えます。

天気がいい!空は真っ青です。

昼食としてメロンパンを1個食べて下山開始。

登るときは気づかなかったのですが,手水か何かの水が完全に凍っていました。

指で押しても割れません。相当厚い氷のようです。そうそう,神社の壁(?)にあった寒暖計は2度を指していました。
降りは特に転ばないよう慎重に歩を運び無事駐車場に戻りました。
楽しい一日でした。(この後のリサイクルショップでの掘り出し物探しを含めて。)
以上

Tele-gol の手入れ

2023-02-17 04:36:26 | 日記
昨日は好天に恵まれました。
さっそく登山になったわけですが,その帰途リサイクルショップに立ち寄って珍しいものを手に入れました。

Tele-Gol と浮彫されています。商品名でしょう。Telephone と Orgel の合成語でしょうね。オルゴールは Orgel でオランダ語でした。英語では musical box, 米語では music box と言うのだそうです。

その昔,電話で相手を待たせるとき送受話器をこのテレゴールの上に置くとオルゴールが起動してメロディーが流れるという仕組みです。ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
さて,このテレゴール,ゼンマイを巻き上げて押しボタンを押してもメロディーが奏でられません。さっそく内部を点検。

錆だらけです。
埃を払い,油をさしてやります。指先で根気よく動かしてやると徐々に全体が動くようになりました。

で,その曲は?――「雨」でした。
 雨は降る降る 城ヶ島の磯に
 利休鼠の 雨が降る

 雨は真珠か 夜明けの霧か
 それともわたしの 忍び泣き

 ‥‥‥
北原白秋の作詞だったのですね。もちろん,テレゴールは曲のみで歌は流れません。

手持ちの電話機に取り付けてみました。

色が違うので取り付けた状況がよくわかると思います。
送受話器をテレゴールの上に置くと

このような姿です。テレゴールから流れるメロディーが送受話器のマイクを通して相手に届きます。
わが家では今でもダイヤル電話を使っていますが,残念ながら古い型なのでこのテレゴールは取り付け不可能です。
そのうち出番があるでしょう。
以上