三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

福智山から赤牟田の辻

2021-10-30 09:18:51 | 日記
久し振りに福智山(901m)に登りました。これまでたびたび「久し
ぶりの福智山」といった言葉をタイトルに使いましたが,今回は本
当に久しぶりです。前回は多分春に行ったのでおよそ半年ぶりとい
うことになります。
さて,いつもの上野(あがの)登山口からです。
ここでまず驚きました。登山口にあった大きな登山案内地図がなく
なっています。その鉄骨が残っていますが,大きく変形。多分上か
ら大木の枝が落下して看板を破壊したものと思われます。
さて,今回は八丁越えで登ることにし,急坂を行きました。頂上近
くになると草花が多くなります。

りんどうでしょうか?
あれ?りんどうは春の花ではなかったか?それにデカい!
実は最初りんどうではなく桔梗(ききょう)だと思った次第です。
近くに3人連れの登山客がいて,秋のりんどうは大きいなどという
話し声がしました。なるほど,春の物とは種がちがうのか。
つぎに秋の麒麟草です。

これも黄色が美しいですね。
やがて福智の頂上に到達。ここで小休止。頂上付近にはすすきが多
いのですが,すでに枯れすすきになっていました。天気は今一つと
いったところ。遠くの山が霞んで見えませんでした。
実は頂上からどうするか決めていませんでした。北の方の尺岳経由
金剛山まで行くか?南の方の赤牟田の辻経由牛斬山まで行くか?漠
然とながらこの2案を考えていただけ。
南に決めました。
出発して最初のピークで奇麗な花が。

なでしこですね。何なでしこかは知りません。
今度は真っ赤な実!

サルトリイバラの実です。この若葉で餅を包んでいました。子供の
頃「がめ葉餅」と呼んでいたものです。
途中ところどころに山芋の実(?)「むかご」があります。摘んで
はズボンのポケットに入れながら歩きました。
平坦なやや開けた場所にむかごが沢山!

夢中で撮りました。いや,取りました。ザックのポケットがいっぱ
いになったほどです。
間もなくこの縦走路の最大の難所(急坂)である念仏坂。知人はこ
の坂を登るのに500歩数えればいいと教えてくれました。1歩,2歩
と数えながら登ればきつくないとのこと。今になって考えれば,こ
れがすなわち「念仏」坂のことでしょう。
実際数えながら登ったのですが,500歩では頂上に着かず,650歩で
した。まあ,どこから数え始めるかで100歩や200歩はすぐに差が出
るものです。

赤牟田の辻です。背後の遥か向こうに福智山が見えます。
小休止。というかもう12時近くになっていて,これ以上進むと明る
いうちに下山できなくなります。どうもむかご採取に時間をかけ過
ぎたようです。
おにぎりと干し柿の昼食後,引き返すことにしました。
秋たけなわの山歩きでした。
以上