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映画「幸せのレシピ」が好き過ぎるワケ 2

2013-07-21 22:37:01 | ミルミル ネタバレチュウイ!!!
☆大好きなセリフ

ケイトとニックが心を許しあい、朝を迎え、ケイトがこれから店で
どう接したらいいか、という質問に対するニックのセリフ。

「君が命令して、オレは陰で好きにやる」

これにはケイトの個性を閉じ込めることなく、まるごと愛してるぜ、感が
漂っている、ニックらしいセリフだと思う。

☆ゾーイの魅力

この子役ちゃん、母親を亡くしたばかり、という難しい役にピタリと
はまっており何度その表情とセリフに泣けたことか。。。
母子家庭で育ったという設定のせいなのか、歳より大人びたキャラで、
時折り本質を突いたことを言い、ケイトは混乱したり、慰められたりする。
家出のように突然いなくなり、亡くなった母親のお墓で見つかったときの
ゾーイのセリフ、「ママを忘れそう」は、しみる。
ケイトとニックという大人と安心できる生活を送れるようになった
ゾーイだからこそ感じる大きな寂しさであり、不安なのだ。

☆ニックの魅力

アーロン・エッカートという俳優さんのそのものの魅力が大きい。
見た目も中身もOPENそしておおらかなイメージ。まさにケイトと真逆。
イタリアに心酔、仕事中に音楽をガンガンかけてオペラを歌い、ジョーク
大好き。
ウソのない態度はゾーイからも信頼される。
彼女の部屋で帰り際、キスをしないで帰るシーンは印象的だし、
ゾーイの前で「叔母さんにキスしていいかな」と、了解を得てから堂々と
するとこもステキ。

☆ケイトの怒りの表現

何度となく出てくるケイトの怒り顔。分かりやすい。
肉の焼き加減に苦情を言うお客のテーブルに、フォークでさした生肉を
突き立て、テーブルクロスを引っ張って取り、店を出て行くケイトは圧巻。

デザートの仕上げに集中するケイトの隣りで、ニックが話しかけてくることに
イライラするケイトの顔がすごい。

怒りの表現が上手なだけに、セラピーの先生が「どうすればいいか君が一番よく
分かってる」と言ったときの、あのハッとした表情や、ニックを引き止めるときの
表情が引き立つ。











映画「幸せのレシピ」が好き過ぎるワケ 1

2013-07-21 17:39:33 | ミルミル ネタバレチュウイ!!!
「マーサの幸せレシピ」というドイツ映画のリメイク作品で、

アメリカでの原題は「No Reservations」。

そして日本では「幸せのレシピ」。

この邦題が私はどうも気に入らないのだけど・・・

一度テレビで見て忘れられず、先日中古DVDを偶然見つけ、ついに購入。


とにかくキャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるケイトのキャラが生きている!


シェフとしてプロ根性丸出しのケイトは独身。

仕事中、フマジメなことは許さず、客にこびることもしない。

仕事から帰っても留守電にメッセージは一件もない。

休みの日も料理料理料理・・・セラピーの先生の前でもそれは同じ。

突然の姉の死。残されたゾーイを引き取ることに。

なかなかお互いになじめないときに、職場に現れたニック。

彼が二人の心をときほぐしていき、ケイトをまるごと受け止めることで

彼女を変えていく。。。

ハッピーエンドを迎えるまで紆余曲折があるのだが、そこは

ニックandゾーイの魅力に満ちあふれている。