前回とのつながりは横溝正史が敬愛した作家・・・ということで。
年齢的には二人とも1900年初めの生まれであり同世代。
なかなか気合いのいる読書でした。
それでも最後までついていくことができたのは、新訳バージョンであったこと、
ミステリー的な部分とオカルトチックな部分両方を味わえる、という私にはあまり
経験のないタイプだったことが引き込まれた理由だと思われます。
でもミステリーを軸に読むと、マイルズ毒殺のからくり、遺体消失のからくりは
ちょっと物足りなく、オカルトを軸に読むと、第5部「評決」のわずかなページだけ
で急激に「なんでもありじゃーん」の世界に連れて行かれてしまう。
この2つの軸をつなぐため、つじつまが合うようによおく練られている感はある
のだけど、そのためにキャラの個性がちょっとつかみづらくなっている気もする。
(特にマーク・デスパード)
ぜひ映像化されたものが見たい!!!
毒殺魔ブランヴィリエ侯爵夫人の肖像、猫のブレスレット、ゴーダン・クロスが
かもし出す異様な雰囲気など、ぞぞぞぉとする怖さ
がアンティークな世界にうまく溶け込みそうな期待が持てる。
年齢的には二人とも1900年初めの生まれであり同世代。
なかなか気合いのいる読書でした。
それでも最後までついていくことができたのは、新訳バージョンであったこと、
ミステリー的な部分とオカルトチックな部分両方を味わえる、という私にはあまり
経験のないタイプだったことが引き込まれた理由だと思われます。
でもミステリーを軸に読むと、マイルズ毒殺のからくり、遺体消失のからくりは
ちょっと物足りなく、オカルトを軸に読むと、第5部「評決」のわずかなページだけ
で急激に「なんでもありじゃーん」の世界に連れて行かれてしまう。
この2つの軸をつなぐため、つじつまが合うようによおく練られている感はある
のだけど、そのためにキャラの個性がちょっとつかみづらくなっている気もする。
(特にマーク・デスパード)
ぜひ映像化されたものが見たい!!!
毒殺魔ブランヴィリエ侯爵夫人の肖像、猫のブレスレット、ゴーダン・クロスが
かもし出す異様な雰囲気など、ぞぞぞぉとする怖さ
がアンティークな世界にうまく溶け込みそうな期待が持てる。