古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十五章 御納所儀定書付 其の四

2014年12月26日 08時18分57秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「御納所儀定書附」第一頁、上の六~七行目

 

解読 我等悴共御上納相済候迄、歩為致納方仕候。右ニ

    付而ハ儀定之通り致シ不申候節ハ本人勿論加判人

読み 我等悴共御上納相済み候迄、歩致させ納め方仕り候。右に

    付いては儀定の通り致し申さず候節は、本人勿論加判人

解説 「我ホ」・・・我等。前行に続き出ました。 「悴共」・・・『せがれ』ども。 「相済候迄」・・・「済」が難しい。 「歩為致」・・・『歩致させ』と読みます。「歩」の意味が判りません。二行目に出ました「在歩」と関係が有ると思います。 「儀定之通り」・・・合議して決めた通りに。 「致シ不申候節ハ」・・・しない時は。 「本人」の次ぎに「ハ」が抜けていると思います。本人は勿論。 「加判人」・・・一緒に印鑑を捺印している人。