古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十三章 詫一札之事 其の十七

2014年12月04日 04時22分47秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第四頁、上の三~四行目

 

解読 がい同人等より賄賂も取被頼可書

    様との儀ニ者御座候へ共、左様の儀者一切

読み (うた)がい同人等より賄賂も取り頼まれ書くべき

    様との儀には御座候えども、左様の儀は一切

解説 「同人」・・・「同」は「門」の崩し方とほとんど同じに見えます。「同人等」とは、清蔵と常松の事。 「賄賂」・・・この字も教えて貰わねば読めません。 「取」・・・取り。形で覚える字です。 「被頼」・・・頼まれ。 「可書様との儀ニ者」・・・書くべき様との事ではありますが。「ニ者」は読むのは困難です。よく睨んでいれば見えて来ます。 「御座候へ者」・・・であるので。「御」と「者」が判りにくい。 「左様の儀者」・・・その様な事は。 「儀」も「者」も読むのは難しい。