古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十四章 借用義定証文之事  其の七

2014年12月18日 08時33分26秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「借用義定證文之事」第二頁、上の五~六行目

解読 済し相成、高金三両之内弐両不足、何共難相納り

    貴殿方ニ而左之通改而借財致候處、実正明白ニ御座候。

読み 済まし相成り、高金三両の内二両不足、何とも相納り難く

  貴殿方にて左の通り改めて借財致し候処、実正明白に御座候。

解説 「済し相成」・・・「済」も「相成」も難しいです。 「高金三両之内」・・・金高三両のうち。 「弐両不足」・・・「足」が読みにくい。 「何共」・・・何とも。 「難相納り」・・・相納まり難く。 六行目最初は「貴殿」です。前頁から何度も出ています。 「左之通」・・・これも読むのは困難。 「改而借財致候處」・・・改めて借財致し候処。 「実正明白ニ御座候」・・・「明白」が難解です。最後は「御座候」です。 今日は昨日よりはマシでした。