「御納所儀定書附」第一頁、上の四~五行目
解読 との儀ニ付、銀高之内金弐両たけハ来ル巳六月迄
之内我等稼出シ以無間違御上納可仕候筈残限之處
読み との儀に付き、銀高の内金二両だけは来たる巳六月迄
の内、我等稼ぎ出し以て間違い無く御上納仕るべく候筈、残限の処
解説 「との儀ニ付」・・・「儀」が難しいですが、何度も出て来ます。 「銀高之内」・・・借金額の内。 「たけハ」・・・だけは。古文書では、半濁点は使いません。 「無間違」・・・間違い無く。 「可仕候筈」・・・仕るべく候筈。 「残限之處」・・・「残限」が意味不明です。「限」ではないかも知れません。「銀」だったら、文意は通るんですが。「之處」は小さくて読むのは困難。