「極窮者江救合取替遣帳」第五頁、上の七行目以下
解読 左の通り
頭立并ニ組頭
両役立見計遣ス
文久元年 酉三月
読み 左の通り
頭立並びに組頭
両役立ち見計り遣わす
文久元年 酉三月
解説 「左の通り」・・・ここの「左」の方が五行目の「左」よりもよく出る形です。 「頭立」・・・地区の組の長たる役。 「組頭」・・・五人組の長。「頭」は形で覚える字。「并ニ」は現在の「並びに」と言う字として使われました。「田並」と言う村名も「田并」と書きました。 「両役立見」・・・頭立と組頭という二人の役職の者がその場に立ち合って。 「計遣ス」・・・計量して配布した。