「漂流外国物語」第四十七ページ、上の五~六行目
解読 内我々弐人三四日以前ニ此在所江揚ら連、残四人ハいまだ
舟ニ残り居候。夫々ニ預ケら連有之候事ニ而其方等茂此の在
読み 内我々二人、三四日以前に此の在所へ揚げられ、残り四人はいまだ
舟に残り居り候。夫れぞれに預けられこれ有り候事にて、其の方等も此の在
説明 又「我々」が出て来ましたが、一行目の「家」の崩し方とほとんど区別がつきません。 「此在所」・・・「在」が読みにくい。 「揚ら連」・・・上げられ。陸へ上げられ。上陸させられ。 「いま多」・・・ここも読むのは困難です。「いまだ」。「多」の崩し方は形で覚える。 「有之候事ニ而」・・・これ有り候事にて。「事」は「古」の下に「又」と書く異体字です。 「其方等茂」・・・この辺も小さくて読むのは困難です。「等」の字も形で覚える。 最後は「此在(所)。