古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十三章 詫一札之事 其の二十

2014年12月07日 04時23分30秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第四頁、上の九~十行目

 

解読 者恨一切無之奉願上候。猶又清蔵殿ニも札をも

    被入有之候へ共、是とても私共四人江庄屋

読み は、恨み一切これ無く願い上げ奉り候。猶又清蔵殿にも札をも

    入れられこれ有り候えども、是とても私共四人へ庄屋

解説 最初は「者」で、変体仮名の「は」です。 次ぎも読みにくいですが、「恨み」。 「無之」・・・これ無く。 「願上」の右下の縦棒が「候」。 次ぎも読みにくいですが、「猶又」。 「清蔵殿」・・・本頁三回目。 次は「ニも」の右横に「札をも」と追加書きしています。 十行目最初は「被入有之候へ共」・・・入れられこれ有り候えども。入れられましたが。 「是とても私共四人江」・・・ここはなんとか読めます。 次の「庄屋」も難解。