「詫一札之事」第三頁、上の九~十行目
解読 守り可申候。猶又此上之儀者、人ニ
先達而役席ニ而過言等申間敷候。全
読み (相)守り申すべく候。猶又此の上の儀は、人に
先だって役席にて過言等申す間じく候。全て
解説 「可申候」・・・申すべく候。「可」が難しい。 「猶又」・・・これも教えて貰わねば読めない字ですが、慣れると読める様になります。 「此上之儀者」・・・此の上の儀は。これ以上の事は。「此」も「者」も難解。 「人ニ先達而」・・・人に先だって。人よりも先に。「先達而」は『せんだって』と読む場合も有ります。 「役席ニ而」・・・役人によって。 次ぎも難解です。「過言」教えて貰わねば読めない字。 「間敷」の右下の縦棒が「候」。申す間じく候。言ってはいけません。 「全」・・・すべて。