「漂流外国物語」第十八ページ、上の五~六行目
解読 遣ひ銘々の髪乃長短を挟ミ揃へ櫛ニ而解キ口
髯をそり面々衣服等着替へ申候。
読み (湯を)遣い、銘々の髪の長短を挟み揃え、櫛にて解き口
髯をそり面々衣服等着替え申し候。
説明 最初の文字は読むのは無理ですが、「派遣」の「遣」・・・遣う、『つかう』、「使う」と同じ。 「銘々」・・・これも読むのは困難です。各自の。ここの「の」は「能」の崩し字です。 「長短」・・・「短」も難解。 「挟ミ揃へ」・・・散髪をすると言う事。 「櫛ニ而解キ」・・・「ニ而」・・・「にて」。 「口髯」・・・此の字は難しいが何となく分かります。 「面々」・・・先ほどの「銘々」と同じ。 「衣服」・・・「服」はちょっと難しい。 「等」・・・これも難しい。 最後の字は「候」です。
御質問の様に「文全体を現代文」で表記すると言う様な事は、していないし、出来ないと思います。潮岬神社の際も、文全体を現代文で表記はしていないと思います。
唐突に、あつかましいことをお伺いしてもうしわけありませんでした
南紀方面の古文書に興味をもっておりますので、今後も、時々拝見させていただきたいと思います
敬白