「漂流外国物語」第三八ページ、上の五~六行目
解読 征てや路ふと仕形致見せ候。此船頭、名ハフランセンコウト
毛ふし候なり。
読み 往ってやろうと仕形致し見せ候。此の船頭名はフランセンコウと
申し候なり。
説明 「征て」・・・行って。「往く」=「行く」。 「や路ふと」・・・やろふと=やろうと。「路」は変体仮名の「ろ」。ヒラカナがたくさん出て来ます。「て」・「や」・「ふ」等々。 「仕形」・・・身振りで説明する事。 「致見せ候」・・・して見せる。 「此船頭」・・・「船頭」は「船長」の事。「頭」と言う字は難しい。 「毛ふし候なり」・・・申し候なり。「毛」は変体仮名の「も」です。見ても判りません。形で覚える。