古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十三章 詫一札之事 其の十六

2014年12月03日 05時05分13秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

「詫一札之事」第四頁、上の一~二行目

 

解読 跡役之儀者、清蔵殿・常松殿へ渡呉

    候様ニ書有之候ニ付、村方様御うた(がい)

読み 跡役の儀は、清蔵殿・常松殿へ渡し呉れ

    候様に書きこれ有り候に付き、村方様御疑い

解説 「跡役之儀者」・・・跡役の儀は。「跡役」も読むのは困難です。後の役については。 「清蔵殿常松殿へ」・・・「殿」も「常」も形で覚える字。「殿」と「へ」が繋がった形になっています。 「渡呉候様ニ」・・・渡して呉れる様に。 「書有之候」・・・「書」は文書。書いた物。書いたものが有るので。 「村方様御うたがい」・・・村の役人様方が疑い。  この文書は意味が判りにくい言葉が多いのでお手上げです。この際、言葉の解釈は別にして、崩し字の読み方を主にして進行します。御容赦、御容赦。