「詫一札之事」第四頁、上の一~二行目
解読 跡役之儀者、清蔵殿・常松殿へ渡呉
候様ニ書有之候ニ付、村方様御うた(がい)
読み 跡役の儀は、清蔵殿・常松殿へ渡し呉れ
候様に書きこれ有り候に付き、村方様御疑い
解説 「跡役之儀者」・・・跡役の儀は。「跡役」も読むのは困難です。後の役については。 「清蔵殿常松殿へ」・・・「殿」も「常」も形で覚える字。「殿」と「へ」が繋がった形になっています。 「渡呉候様ニ」・・・渡して呉れる様に。 「書有之候」・・・「書」は文書。書いた物。書いたものが有るので。 「村方様御うたがい」・・・村の役人様方が疑い。 この文書は意味が判りにくい言葉が多いのでお手上げです。この際、言葉の解釈は別にして、崩し字の読み方を主にして進行します。御容赦、御容赦。