古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十一章 苫草場争い 其の五十二

2014年05月22日 07時46分06秒 | 古文書の初歩

 

 

「苫草場争い・願奉口上」第十二頁、上の三~四行目

 

解読 不届成儀ニ乍恐奉存候御事。

    右之通ニ御座候得者自今苫

 

読み 不届きなる儀に恐れ乍ら存じ奉り候おん事。

    右の通りに御座候えば自今、苫(草)

 

解説 最初は読みにくいですが、「不届成」・・・不届き成る。道理に背いた。 「儀」・・・事。行為。 次の太字で重ね書きした箇所は「乍恐」・・・恐れながら。 四行目は、「右之通ニ御座候得者」・・・右に述べた通りで御座いますから。 「自今」・・・『じこん』。「爾今」とも書く。これ以後。