古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十一章 苫草場争い 其の四十五

2014年05月15日 05時24分14秒 | 古文書の初歩

 

「苫草場争い・願奉口上」第十頁、上の九~十行目

 

解読 (被為)成下候へとも、村平シ免高免ニ罷成

    百姓共内力弱ク、苫切木稼を以

 

読み 成し下せられ候えども、村平し免高免ニ罷り成り

    百姓ども内力弱く、苫切り木稼ぎを以て

 

解説 この二行も昨日に引き続き難しい言葉が多く、辞書で調べても理解不可能な言葉が続きますので、お手上げです。実を言うと、これは教わっていない文章なのですが、串本町史に解読文が載っているので、取り上げたものです。正解は習ってからにさせて下さい。一応私の解釈で進行します。

 「被為成下」・・・成し下せられ。 「下」の次の点が「候」で、「候へども」。 「村平シ」・・・『村ならし』。村を均して。村を平均して?。 「免高免」・・・年貢高を免除する事か?。 「内力」・・・(解読は町史に習いました。)内力という熟語は有りません。百姓の内部は、力が弱いと言う事か、内に蓄えた力が弱いと言う意味か?。以上は一応宿題にさせて戴きます。