「「
「苫草場争い・願奉口上」第八頁、上の九~十行目
解読 難心得、気侭成仕方ニ奉存候付
往古より之棟札相尋申候得共、古来之
読み 心得難く、気侭成る仕方に存じ奉り候に付き
往古よりの棟札相尋ね申し候得ども、古来の
解説 「難心得」・・・下から返って「心得がたく」。承知出来ない。「心」「得」何れも形で覚える。 「気侭成」・・・気侭なる。気侭な。 「仕方」・・・やり方。 次も難解ですが、「奉存候」・・・存じ奉り候。「奉」はともかく「存」は読めません。 次は「候付」・・・候に付き。 拾行目最初は「往古より之」・・・往古よりの。昔からの。 「相尋申候得共」・・・「尋ねる」は探し求めること。