古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十一章 苫草場争い 其の四十二

2014年05月12日 07時23分47秒 | 古文書の初歩

 

「苫草場争い・願奉口上」第十頁、上の三~四行目

 

解読 領分相分御座候ニ付、少も取不

    申、下村計ニ支配仕申候御事。

 

読み 領分相分け御座候に付き、少しも取り

    申さず、下村ばかりに支配仕り申し候おん事。

 

解説 「領分」・・・村の領地。 「相分」・・・『あいわけ』。「領分相分御座候ニ付」・・・領分を分けていたので。 「少も取不申」・・・当上村は、少しも取らず。 「下村計ニ」・・・下村だけが。 「支配仕申候御事」・・・支配したと言う事実(があります。) 「申」の下部の右跳ねが「候」という字になります。

昨日からの文章の意味が、理解しにくいところがありますが、御免下さい。