「苫草場争い・願奉口上」第十頁、上の三~四行目
解読 領分相分御座候ニ付、少も取不
申、下村計ニ支配仕申候御事。
読み 領分相分け御座候に付き、少しも取り
申さず、下村ばかりに支配仕り申し候おん事。
解説 「領分」・・・村の領地。 「相分」・・・『あいわけ』。「領分相分御座候ニ付」・・・領分を分けていたので。 「少も取不申」・・・当上村は、少しも取らず。 「下村計ニ」・・・下村だけが。 「支配仕申候御事」・・・支配したと言う事実(があります。) 「申」の下部の右跳ねが「候」という字になります。
昨日からの文章の意味が、理解しにくいところがありますが、御免下さい。