古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十九章 山火事に付き願口上控 その五十二

2013年11月28日 07時50分00秒 | 古文書の初歩

 

「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第十八頁、上の二~四行目

 

解読 十三日使幸次郎江手紙 相添右火付之罪人

    早々吟味行届キ呉候様

 

読み 十三日使い、幸次郎へ手紙相添え、右火付けの罪人

    早々吟味行き届き呉れ候様

 

解説 「十三」の次の点は「日」です。 続いて「使」・・・使者。 「幸次郎」・・・人名で、「次郎」が読みにくい。「次」も「郎」も何度も出ています。 次は、「江」。 三行目最初は「相添」・・・相添え。「添」が少し疑問ですが、外に考えつかないので、町史の通りとしました。 次は何度も出る「右」です。右に書いたこと。 「火付」・・・火をつける。放火。「火」は「史」にも見えます。 「吟味行届キ呉候様」・・・取調がついて呉れる様。「行届く」・・・『ゆきとどく』・・・至り着く。