古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十九章 山火事に付き願口上控 その三十五

2013年11月11日 08時19分59秒 | 古文書の初歩

 

「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第十二頁、上の四~六行目

 

解読 三太郎有田より帰りかけニ 燃出し候火之模様を

    聞キ候処ニ三四所よりも燃出シ

 

読み 三太郎、有田より帰りがけに燃え出し候火の模様を

    聞き候処に、三・四所よりも燃え出し

 

解説 (大工の)「三太郎」・・・「太郎」が簡単な字ですが、難解。「郎」は前に出ました。 「有田」・・・「有」も独特な崩し方です。形で覚える。 「帰り」・・・難しいですが、何度も出て来ます。帰りがけに。 「模様」・・・これも慣れないと読めません。「様」の崩しのmの様な書き方は、外に「故」とか「処」など同じ様な書き方です。 「三・四所」・・・三・四ところ。