「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第九頁、上の七~九行目
解読 差当り大イニ難儀仕候。 私始メ西平之毛の早速
奥地ケ谷迄罷越夫より
読み 差し当たり大いに難儀仕り候。 私始め西平のもの早速
奥地が谷まで罷り越し、
解説 「差し当たり」・・・当面。 「難儀仕り候」・・・難儀しました。最後の「点」は「候」。 「西平」・・・田並川の西側の平地。「平」が難しいですが、何回も出ています。 「之毛の」・・・「毛」は平仮名の「も」になる字。「西平の者」。 「早速」・・・形で覚える。 「奥地ヶ谷」・・・地名。 「迄」の崩し字は「占」を書いて下部の横棒がシンニョウです。 「罷越」・・・「罷り越し」。読むのは困難です。「越」は「町史」に倣いました。ちょっと読めませんが。