古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第九章 将軍家茂公の串本上陸・その二十四

2012年01月07日 09時15分59秒 | 古文書の初歩

 

 

 

家茂公第九ページ(上の写真の三行目~四行目)

解読    何分速ニ相済候様仕度、奉存候。若何時

      還御被為在又々御一泊ニも相成り

読み方  何分速やかに相済み候様仕りたく、もし何時

      還御『かんぎょ』在らせられ、又々御一泊にも相成り

解説  読みにくいですが、解読文と照らし合わせて読んでいけば、大体見当は付くと思います。最後「若」は「もし」と読みます。前にも出ました。その次は「何時」・・・いつ。 「還御」・・・「還」は帰ると同じ。「還幸」・・・「天子がお帰りになること」と同じと辞典に載っています。 「被為在」・・・在らせられ。 「御一泊」・・・「泊」は崩し字辞典ではこのように書いてないのですが、他に思い当たりません。