古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第九章 将軍家茂公の串本上陸・その三十一

2012年01月14日 10時00分18秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

家茂公第十二ページ(上の写真の一行目~二行目)

解読    一 銀百拾弐貫七百七拾三匁弐分六厘

        米弐百四拾六石七斗六升四合

読み方  一つ 銀 百十二貫七百七十三匁二分六厘

        米 二百四十六石七斗六升四合

解説  上の「一つ」は銀と米両方に架かっています。 「貫」・・・この「貫」はちょっと読みにくい崩しです。弐文字に見えます。 「匁」・・・これも読み取りにくい文字です。 「弐分」・・・「分」はこの様な崩しです。 「六厘」・・・「り」と書いて「厘」。 「斗」と「升」はよく似た崩しになります。