今日は投稿がたいへん遅くなりました。
家茂公第十二ページ『上の写真の九行目~最終行』
解読 弐拾九〆三百八拾弐匁七分四厘
四拾壱石四斗一升弐合
是者去亥年中右同断
読み方 二十九貫三百八十二匁七分四厘
四十壱石四斗一升二合
是は、去る亥年中『いどしじゅう』右同断『みぎどうだん』
解説 「八拾弐匁」・・・「匁」は読めません。次の「分」も「厘」も難しいですが、銀貨の重さの単位ですから、流れで読みます。 「四斗一升」・・・「一」は上が「壱」で下が「一」でちょっとおかしいですが、「二」でも「三」でもないし、矢張り「一」でしょう。 「斗」と「升」がよく似ています。お米の量ですから、上から読んでいけば問題ありませんが、単独で出てくると苦しみます。 最後の「右同断」は、「右に同じ」と言う意味です。「同断」の意味は、元もと「同じ理『ことわり』」だったのですが、「理『ことわり』」に「断『断る』」という字を当てて、これを音読みして「同断」『どうだん』と書くようになったものです。