家茂公第九ページ(上の写真の五行目~六行目)
解読 前段御入用向被相尋候而者、何共答振り
相難し申候間、右御堅察之上宜御取扱
読み方 前段ご入用向き、相尋ねられ候てはなんとも答えぶり
相難し申し候あいだ、右御賢察の上宜しく御取り扱い
解説 「前段」・・・前に述べた、この直前に申し上げた。 「御入用向」・・・必要な金額。 「被相尋」・・・相尋ねられ。 「候而者」・・・そうろうては。難しいですが、形で覚えるしか有りません。 「何共」・・・なんとも。 「答振り」・・・答えぶり。「答」もこういう形です。 「相難し」・・・相難じ。相むつかし。 「申候間」・・・「間」はこのような形になります。 「御堅察」・・・「堅」は当て字で「御賢察」と同じです。