勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

一の酉

2014-11-10 22:13:25 | Weblog
 「おとりさま」と呼ばれて親しまれている年の瀬の風物詩・酉の市が始まった。その昔、酉の市の頃になると寒くなると言われたものだが、今日の東京は汗ばむほどの暖かさになった。


 酉の市が開かれる浅草の鷲神社は我が家の目と鼻の先にあり、夜遅くまで賑わっているが、今年は例年より人出が多いようだ。


 いつになってもアベノミクスなる絵に描いた餅の恩恵を被らない庶民が、熊手でお金をかき集めようと、景気回復を願ってのことかもしれない。


 酉の市に必ずお目見えする大頭と呼ばれる縁起物の八頭を売る店も今は一軒だけになったが、何故か我が家にその八頭がやってきた。


 そして、昨年は1個だった熊手のお守りも3個に増え、大いにお金をかき集めようと思うのだが、ご利益は如何に・・・


 前述の八頭は、一軒になってしまったお店の親父さんに頂いたものである。この親父さんとは、昨年の酉の市でふとしたきっかけから話が弾み、昨年に引き続き八海山という銘柄のお酒までご馳走になった挙句に売り物の芋を頂いてしまったのだ。


 さらに、そのお店の隣の熊手のお守りを売る女性とも親しく話すようになって、やはり昨年同様、今年も熊手のお守りを無料で頂いてしまった。それも昨年より大きいお守りを含めて2個までも。。。


 八海山のお酒をごちそうになった大頭の親父さんと、熊手のお守りの売り子さんとそれぞれ記念撮影に収まり、再び二の酉で会う約束をして別れたが、そんな下町人情に触れあうのも、浅草のいいところなのかもしれない。


 酉の市では商談が成立すると手締めを行うのが習わしのようだが、駆け引きをして値切った分だけご祝儀として店においていくのが粋な買い方だそうだ。


 酉の市からの帰りがけの我が家の近くの公園では、懐メロを歌うヘブンアーティストが賑わいに花を添えていた。