勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

誰がために・・・

2011-05-05 22:42:45 | Weblog
 2時間半もかけて踊りに来てくださるお客様がいる。店内で食事をすることもしばしば。「私こんなに元気なのに、どうしてこんなにたくさんの薬を飲まなくちゃいけないのかしら」。そう言いながら、おもむろにケースから取り出して薬を飲みはじめた。「あのね、薬を飲んでいるからこんなに元気でいられるんでしょ」。


 糖尿病、高血圧、ニトロを持ち歩くほどの心臓病、関節炎、その他諸々の病名があり、食前食後にこれだけの薬を朝晩の2回と、その他漢方薬も含め昼食時と寝る前にも数錠の薬を飲むという。ある日、朝食を摂る時間がなく、電車の中で朝食代わりのパンを食べ、薬を飲んでいると、向かいに座ってその一部始終を見ていた見知らぬ女性から声をかけられたそうだ。驚いた顔で「ずいぶんたくさんの薬を飲むんですねぇ」。それ以来、電車の中で薬を飲むことはやめたと言って笑う。「私、自分が病気だと思ったことがないの」といいながら、今日も元気に帰途に就いた。

 彼女はよく言う、「検査が近いから、今日はカロリー控えめにするわ。数値が高いと先生に叱られるから。。。」 あのぉ~、違うと思うんだけど・・・