goo blog サービス終了のお知らせ 

勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

2007-11-27 00:37:28 | Weblog
 各地の紅葉が遅れ気味だという。散り遅れた秋の花コスモスが、初冬の風に揺れていた。コスモスの語源は宇宙(cosmos)からきているという。宇宙に煌く星のように咲く姿を表しているらしい。
 
◇ コスモス ◇

風は見えない
だけど木に吹けば
みどりの風になり
花に吹けば
花の風になる

今 私を
過ぎていった風は
どんな風に
なったのだろう

-星野富弘さん-


 コスモスの花が風に揺れる姿は儚げだが、生命力のある強い花だという。土地を選ばず、雑草にも負けず、風にも強い。一度種を撒くと自然と落ちた種が春になると発芽する。

 季節はめぐり、風も変わる。春から夏へ、夏から秋へ、そして冬の木枯らしへと。木々に吹く風はみどりの風に、花に吹く風は花の色になる。人に吹く風はどんな色になるのだろう。ボブディランは「風に吹かれて」の中で言う。『答えは、吹きすさぶ風の中にある(The answer is blowin' in the wind.)』と。明日のことは、風に聞いてくれ、とでも言っているように。

 見えない風に吹かれながら、明日はまた来る。風は希望も運んでくる。今日の一日をありがとうと呟いてみる。今日一日が無事ならば、明日は必ずやって来るから・・・♪