daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

『ただいま、つなかん』

2023年03月26日 00時56分32秒 | 本・映画・CDなど
 
 

仙台フォーラムで映画『ただいま、つなかん』を観て来た。

気仙沼唐桑半島の鮪立(しびたち)漁港の話。全編ドキュメント。

 

菅野一代(いちよ)さんは22歳で久慈から鮪立のホタテ、牡蠣,ワカメ養殖業者に嫁いだ。

2011年の津波は船一艘を残して洋食設備を奪い取った。

唐桑御殿と呼ばれた自宅も3階まで水に浸かり、全壊と判定された。

全国から支援にやって来た学生ボランティアが、菅野さんの自宅を修理して寝泊まりするようになった。

ボランティア達は一代さんを慕い、何回もやって来た。気仙沼に移住する者が10人を越えた。

一代さんは自宅を修理して民宿にすることを決心した。

ところが2017年、一代さんをまた大きな悲劇が襲う。

 

監督の風間さんは10年にわたり、一代さんをカメラで追って来た。一代さんは『まるでストーカー」と言いながら、どんなに辛い時も撮影を断らなかった。

ボランティアの中には地元の若者と結婚する女性も出て来た。海からあがって来た漁師向けの銭湯兼食堂を始めた女性もいる(鶴亀食堂)。

 

こうした若者達の頑張る姿を見て、一代さんも悲劇の記憶からようやく立ち上がる。

 

この映画の中心は一代さんの人柄だ。彼女を慕って人が集まって来るのは、彼女を見ていると元気になれるからだ。

 

 

つなかんの歴史

 

予告編

 

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