道路に何だか白い生き物が・・・
秋田犬でした。
わさおと同じ秋田犬の長毛種。
とてもおとなしくてごろんと寝てなでられるまま。
おや、隣にもう一匹。
これも大きくておとなしい。
庄内から来た金魚売り。
暑いせいか、「富山ブラックラーメン」は人気なし。
長毛種秋田犬について
秋田犬は天然記念物の犬で、もともと秋田マタギが使っていた犬だった。
近代、闘犬が盛んになると、体の大きさや運動能力から闘犬としても駆り出されるようになった。
その後、闘犬の世界には土佐闘犬が入ってきたため、秋田犬は戦闘能力を強化するため、北欧系との混血を余儀なくされた。
戦後になり、秋田犬を純血に戻す運動が起き、それが今の秋田犬保存犬の原形になっている。
限りなく純血に戻ったように見える秋田犬も、たまに闘犬時代の遺伝子が発現して毛の長い犬が生まれることがある。
それが秋田犬長毛種である。地元ではムクと呼ばれる。
長毛種は秋田では嫌がられ、捨てられたり殺されたり、無料で取引されたりする。
日本チャンピオン同士からも生まれるし、兄弟は血統書がついてもムクの子だけ血統書がつかない。
ある人は、ペットショップで秋田犬を買ったら、その兄弟だという長毛種を、「売り物にならないので、よかったらおまけにつけますけど」と言われてもらって来たそうだ。その長毛種には血統書もなかった。
だから、ペットショップで、「わさおと同じ犬下さい」と言っても売っていないし、普段滅多に目にすることもない。
わさおも秋田で捨てられて、鰺ヶ沢まで放浪したのだろうか。
わさおが有名になって以来、長毛種の存在が少し認知された。
その触り心地は抜群に気持ちよくて、見た目もゴージャス。
その細い目と梅干し鼻は人に何とも言えない癒しを与える。
オーソドックスな秋田犬
わさお