青葉祭りは5月の第3日曜日とその前日の2日間開催される。
伊達政宗没後350年にあたる昭和60年に、過去に存在した祭りを復活する形で始まった。
歴史の浅さは如何ともし難い。
祭りの構成要素は山鉾巡行、神輿渡御、すずめ踊り、武者行列である。
土曜日の「宵まつり」はすずめ踊りコンテストを中心に開催され、日曜日の「本まつり」では山鉾巡行・青葉神社神輿渡御・武者行列・すずめ踊りなどが開催される。
運行される山鉾は11台。
大鯛山鉾(阿部蒲鉾):巨大な鯛の飾りと山鉾の周りの網に取り付けられたたくさんの絵馬が特徴。
恵比寿山鉾 (藤崎):七福神の一人で漁業と商売繁盛の神様、恵比寿像を乗せる。
大黒天山鉾 (報道六社): 五穀豊穣の神様・大黒天の像を載せた山鉾。
雅山鉾 (JR東日本):大崎八幡宮をイメージさせる桃山様式調の装飾が施された山鉾。
囃子山鉾 (NTT東日本):能や狂言など幅広い芸能を好んだ政宗にちなみ、この山鉾の上を舞台に多くのお囃子方が乗り込み笛や太鼓を演奏する。
仙台市旗政宗公山鉾 (仙台観光コンベンション協会):毎年、仙台市長、仙台・青葉まつり協賛会会長(仙台商工会議所会頭)、仙台市議会議長が搭乗する山鉾。
御神船山鉾 (仙台水産):三陸の海の幸を仙台にもたらす船と、鹽竈神社の海渡りに使われた御神船をモチーフに作られた山鉾。
唐獅子山鉾 (勝山企業):火伏せ、悪魔払い、息災延命を祈祷する唐獅子を載せて巡行する。
七福大太鼓山鉾 (七十七銀行):かつて仙台の城下町に時刻を告げたという大太鼓にちなみ、直径2.2mの七福大太鼓を載せた山鉾。
青葉駒山鉾 (菓匠三全):郷土玩具の日本三銘駒の一つである木の下駒を載せた山鉾。
政宗公兜山鉾 (日専連仙台):政宗の兜をモデルとした装飾が施された山鉾。
季節は良いが、客を呼び込もうという寄せ集めの商売臭さがぷんぷん漂う。