daisukeとhanakoの部屋

わが家の愛犬 daisuke(MD、13歳)とhanako(MD、6歳)の刺激的仙台生活

人形供養

2010年01月16日 23時59分07秒 | Weblog
わが家の近くに空家がある。その庭に半年ほど前から、一体の人形が置かれている。誰が置いたか分からないが、雨に打たれ少しずつ汚れてきている。強風の日には2mほど吹き飛ばされているが、不思議なことに翌日には元の場所に戻っている。通りかかった誰かが戻してあげるのか、人形が自分で戻るのか分からない。
もっと不思議なことに、2か月前、寒くなった頃から毛布がかけられた。

人に深く可愛がられた人形には霊が宿るという。あまり関わりたくはないが、毎日この家の前を通るたびに目に入り、気になってしかたない。
このまま汚れて朽ち果てさせていい訳はない。しかしゴミ収集に出すわけには行かない。

明日はちょうどどんと祭。御神火によって昇天させてあげたら良いのではないか。
そう思って人形の顔を見たら、うん、とうなづいた。ような気がした。
今日を逃したらまた1年雨ざらしだ。私は神社に連れて行くことを決心した。



まず平らな所に移し、毛布を拡げる。
葉っぱや土を払う。




毛布で丁寧にくるみ直した。




顔までくるんで紙の袋に入れた。





袋を抱えて神社へ。拝殿中央でお参りする。





既に積み上げられたお札、お守りの山に安置する。
場所は日本一の大門松の中央。特等席だろう。




翌日、点火されて燃え上がる人形。




安らかに成仏してくれるだろうか。さようなら。