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点火式の準備が整った。
山は昨日の2倍くらいになっている。

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点火用の松明は20本ある。
山の周りの20箇所から一斉に点火される。

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なんかの匂いがするの？

　　サユリちゃんの匂いがするの。

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午後4時、点火式が始まる。
御神火が運び込まれた。
周囲は黒山の人だかり。立錐の余地もない。

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祝詞を上げている間、寒そうに待つ裸参りのグループ。
会社からバスで近くのホテルに来て着替え、お参り後風呂に入って宴会をして帰るのが一般的なコース。

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4時半、御神火を松明に移し、いよいよ点火。

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点火後数秒でめらめらと燃え上がる。

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あっという間に燃え上がる炎。
輻射熱で顔が熱い、というより痛い。

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裸でいると、寒いどころか熱い熱い！

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お参りを待つ裸参りの宮城社会保険病院の若者達。

お参りが済むまでは紙をくわえて、しゃべってはいけないことになっている。
寒そうだが、火に当たるのはその後。

そういえば今日は最高気温４℃。
昨日より幾分暖かい。

昨日は最高１℃だった。ものすごい風が吹いて仙山線が14本運休した。
昨日だったら裸参りもご利益があったのに。

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神社の隣の「豊華」がなにやら売出している。

ここは中国から帰国した家族が出した中華料理店だが、開店1ヶ月で閉店した。
日本語ができなかったことと、中国家庭のそのままのの味付けが日本人の口に合わなかったようだ。現在はキムチを作って知り合いの中華料理店に納入しているらしい。

閉店したのに何年も店頭にメニューを張り出している。早く片付ければいいのに。

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以前、「OH番です！」でも紹介された正統中国的肉マン。
３個で５００円。

ここのおじさんとおばさんはまだ日本語が喋れない。
国見小学校に通っている男の子と女の子は日本語がぺらぺらだ。
子供が「いくつですか？」「はい、○○円になります」「どうもありがとうございました」と店を仕切っている。


仙台ではあちこちの神社がどんと祭を取り行なうようになったため、大崎八幡神社の参拝客は減ったそうだ。特に今年は成人式と重なったため、夜8時を過ぎたら境内は人がまばらになった。
以前は翌15日が必ず休みだったので、深夜まで人が溢れていたものだった。

午後11時の拝殿


御神火の勢いも治まってきた。


火に当たるにはこのくらいがちょうどいい。


露店もそろそろ店仕舞いにかかる。


纏はずいぶん売れたようだ。最初の5分の1になっている。


参道の人通りも途絶えた。


正月気分もこれで終わり。
もう1年の24分の１が過ぎ、残すところ352日。

大晦日から続いた宮脇通りの混雑も今日まで。
ようやく静かな生活が戻ってくる。