遊戯三昧

いかに人生を楽しんだかという進行形の記録です。

オリンピック再考

2021年07月23日 | 自分
前回の東京オリンピックは小学校に入学したての頃だった。
重量挙げでメダルを獲得した三宅選手について作文にしたところ、区の文集に載せてもらった記憶がある。
テレビは白黒だったが、マラソンで最後に円谷選手が抜き去られた場面や、柔道のへーシンクが優勝後に壇上に駆け上ろうとした観客を制する場面などは不思議に記憶している。オリンピックマーチのソノシート(←死語、というか知らない人も多いのでは)や、記念に発売されたメダルも持っていた。今でも探せば出てくると思う。
次のメキシコ大会を心待ちにしていたものだ。

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ちなみに水泳の泳法はオリンピックのたびに進化している。以前は上半身を中心に水をより多く後ろにかき捨てるような泳ぎ方だったが、今はできるだけ水面にフラットになって水の抵抗を減らし、重心をぐんぐん前に持ってくるようなイメージで泳ぐ。4年に一度のスポーツ祭典は様々な進歩をもたらす。

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本日いよいよと言うかとうとうと言うか、東京大会の開幕式が行われる。
世界的なパンデミックが終息していない中での国際大会は、一言で言えば「非常識」である。
「東京には来ないでください」と訴えていたのはどこの知事か。
東京に持ち込まれ、また東京から持ち出されることを完全に防ぎきることはできない。
あくまで「ゼロリスク」を求める対策とは大きく矛盾する。

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山下オリンピック委員会会長は、自分が現役の頃、モスクワオリンピックボイコットで出場できなかった経験を持つ。
涙ながらに訴えている姿も覚えている。
その体験からアスリートの参加意思を尊重する気持ちが誰よりも強いのかもしれない。

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しかし私は全体的な「思惑」を感じざるを得ない。
アスリートには申し訳ないが、開催には断固反対の立場である。
そう言う以上、私はオリンピック関係の番組や報道は一切観ないつもりである。

toko
 


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