遊戯三昧

いかに人生を楽しんだかという進行形の記録です。

緊急事態宣言等再延長

2021年07月12日 | 自分
11日で終了するはずだった緊急事態宣言とまん延防止等重点措置とが期間延長になった。
人流を抑えるためには仕方ないという根拠だが、現状では人流を抑えるしか有効な方法がないのだから、いつまでたってもいたちごっこである。私はワクチンに対して懐疑的なスタンスではない。クラスターの報告が減っていることからも一定の効果はあると思っている。しかしワクチンごときですぐに抑えこめた感染症は人類史上未だかつてない。集団免疫を獲得し、インフルエンザのような位置づけにしていく(これは人間側の取り扱いの問題でもあるが)のが当面のゴールであろう。薬も鋭意開発されているというニュースを耳にするが、以前から「風邪を治す薬を発明したらノーベル賞」という話がある。ただの風邪という気持ちは毛頭ないが、風邪のウイルスの一つであることも事実である。今まで治せなかったものをこの半年・1年で治せるようにするというのは現実的ではない(つまり、治せる薬は期待できず、インフルエンザのように症状期間を短くする効果だろう、ということ。)。インフルエンザに流行があるように、人流を抑えている時には見かけ上検査陽性者数は減るが、それが解き放たれたらまた数は間違いなく増える。医療状況を逼迫させずに、重症者のみをターゲットにしていく仕組みを作らないと、上記したようにいつまでたってもいたちごっこである。
PCR検査陽性者=感染者とする見方をあらため、陽性者をさらに絞り込む検査体制を整え、本当の感染者を隔離し、必要に応じて治療していく…もちろん完全なものではなく、重症化例・死亡者も防げないだろう。しかしいつまでもゼロリスクを追い求めるのは幻想でしかない。疑いのある人を全て隔離し続けていくことで拡大を防ぐという方法では限界があるのは明らかだろう。PCR検査を一次的なスクリーニングテストと位置づけ、次の確定診断をどうしていくか、どのような診療・検査体制が必要なのかを検討していく必要があるのではないか。以前にも記載したが、無症状の人にインフルエンザキットを行おうとは思わない。そのような症状があって、その上で診断を確定するためのツールの一つである(キット陰性でもインフルエンザと診断することはいくらでもある。)。無症状でも感染力があると言われている新型コロナウイルスだから話が違うのでは、とは私は思わない。基本的な考え方に問題があるような気がしてならない。

toko

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