愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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メキシコ-ウルグアイ(コパ・アメリカ3位決定戦)

2007-07-17 21:12:56 | 各国代表戦
観戦日 7/17(火)       
 
愛丸’s チェック        
メキシコがウルグアイを下して3位。
この試合もパラグアイ戦同様、相手が10人になってからのうまさを存分に発揮した。
先制したのはウルグアイだったのに。
ボランチのペレイラがうまく2列目から抜け出してきてからのやわらかいクロス。
これをDFの上からあのアヴレウが叩きつけるカベッサ。
この男の魂が伝わってきた。
ブラジル戦のPK戦でクッキアイオを決めてみせるだけのことはあった。
これであの悪夢を完全に払拭したかに思えたが・・・。
ここでもルガノがやってしまった。
ブラジル戦でもこの男が外して終わったわけで、なんか乗り切れてなかったのか。
ウルグアイのカピタンとしてはいただけなかった。
FKの壁の中で相手を蹴り倒してはいかん。
そのFKも決まらなかったわけで余計なことをしなきゃよかったのに。
チームをまとめるべき存在の人間がチームに迷惑をかけた。
PKを取られたならまだしも、自分は一発ロハ。
最悪の事態に。
このPKをブランコに決められ、流れは一気にメキシコへ。
なんとか10人でしっかり守ってたが、冒頭にも述べたとおり、メキシコは相手が10人になると無類の強さを発揮する。
人が少なくなったサイドをうまく使いながら、空いた中央のバイタルエリアで勝負。
ここで強烈ミドルを打てる選手が多くいるのは強みだった。
逆転ゴールはO・ブラボ、ダメ押し弾は20歳のグアルタド。
このグアルタド、なかなかのテクニシャンでいい左を持ってる。
この試合の前まではスタメンの左SBで果敢な攻撃参加が目立ってた。
この夏、ディポルへの移籍が決まったみたいで、リーガで暴れるとこを早く見てみたい。
ウルグアイは3-1の状況で完全に諦めるかと思われたが、古豪の意地か、終了のホイッスルがなるまで果敢に攻め続けた。
この魂には恐れ入った。
諦めが早く、切れると自滅するイメージがあったが、この試合ではそれは見られなかった。
秋に始まるW杯の予選が楽しみになった。
カバーニ、フォルランの2トップで大暴れしてもらって、ルガノのにはもっと落ち着いてプレーしてもらいたい。
カノッビオやらエストジャノフやらリーガでスタメンを張ってる選手たちをもっと見たかった。

スコア 3-1
<得点者> 
メキシコ   ブランコ、O・ブラボ、グアルタド
ウルグアイ  アヴレウ
~愛丸's MVP~
モラレス(中盤の左でかなり起点になってた。左足の精度もばつぐんでクロス、ドリブル、フィニッシュどれも水準以上)

日本-ベトナム(アジアカップ)

2007-07-17 18:18:29 | 日本代表
観戦日 7/16(月)       
 
愛丸’s チェック        
ここまで好調のベトナム相手にどのように戦うか興味があった。
勝つのは当たり前のことだから、どれぐらい力の差を見せつけてくれるか、それだけが焦点。
それが蓋を開けてみると・・・。
立ち上がりはだらしなさすぎ。
技術は明らかに上なのに、それが活かせない。
どうして自分たちのサッカーを貫けないのか。
気候の問題が大半を占めてると思うが、相手はベトナムだよ。
全く問題ないはずなのに。
先制点を奪われたのはまあ仕方ないにしろ、それまで押されっぱなしってのは問題ありあり。
どこをどうすればあんなチームに主導権を取られるわけ?
選手個々のレベルはひどいもんだったよ。
チームとしての魅力も感じられないし、あんなチームにボール回されて、ずるずる下がるDFラインを見るとがっかりする。
俊輔、巻、高原なんかは守備なんかせんでもいいはずなのに、かなり下がって守備してた。
コパ・アメリカのブラジルの例もあるから、この辺はスロースターターってことで大目に見るか。
このあとの試合からが本番。
同点に追いついてからはそこそこ。
俊輔の状態も上がってきてるし、連携もまずまず。
3点目のシーンなんかはけっこうハイレベルのプレーだった。
相手がベトナムだからここまできれいにはまったのかもしれんから、もっと強い相手にもこれぐらいはやってもらいたい。
左サイドでの連携は問題なかったが、右は改善の余地あり。
やっぱり加地が使いもんにならん。
俊輔が空けたスペースを有効に使えてない。
上がって行って勝負もせず、バックパスって。
何がしたいの?
相手はベトナムですよ?
どんどん勝負にいってもらわんと。
今後、相手が強くなっていくのに、ここで勝負できんようなサイドバックは必要ない!
駒野を右にして、左は今野でいけばいいのに。
早く下の世代から上げてきてもらいたい。
次はオーストラリア。
いくら調子が悪いっていても、あのメンバーだよ。
W杯の二の舞だけはせんでもらいたい。
中澤の負担はかなり大きくなると思うが、怖がることなく対応してもらいたい。
とにかくフィジカルでくるチームだから、面と向かっていくとそりゃかなうわけがない。
ここでオシムの言う考えて動くサッカーが出来れば。
ここを突破できれば、3連覇も夢ではない。
がんばれ、日本!!

スコア 4-1
<得点者> 
日本   巻×2、遠藤、中村俊
ベトナム OG
~愛丸's MVP~
中村俊(ここでやっとレベルの違いを見せてくれた。俊輔が良くなったのもあるが、周りのサポートも多少よくなったか)

ブラジル-アルゼンチン(コパ・アメリカFINAL)

2007-07-16 16:24:04 | 各国代表戦
観戦日 7/16(月)       
 
愛丸’s チェック        
絶対アルゼンチンが勝つと思いながら、見始めた試合だったのに・・・。
ブラジルは強かった。
あの守備はお見事だった。
ドゥンガはいいチームを作った。
あれだけ中盤からの守備が機能すると、そんじょそこらのチームでは崩すことはできない。
テベス、メッシ、リケルメをもってしても点が取れないんだから、世界を見渡してもこのチームに勝てるチームはいないのでは?
けっして魅力的なサッカーをしたわけではない。
が、魂はしっかり伝わってきた。
それにドゥンガはアルゼンチンを研究してた。
サイドの裏が弱点なのはわかってた。
それを開始すぐについてあっさり先制。
J・バチスタがあれだけ簡単にゴールを奪えるとは思わなかった。
アーセナルでほとんど点に絡めなかった男が、セレソンとなるとこうも変貌するとは。
ブラジルって国の恐ろしさをまざまざと実感した。
この失点でアルゼンチンは攻めに転じたが、どうあがいてもあの守備網を突破できない。
メッシもテベスもキープできない。
リケルメも非情なマークに合い、イライラするいっぽう。
いいパスはでないし、FKでも魅せることができない。
こうなったらリケルメはいらない。
ビジャレアルで全く機能しなくなった頃のリケルメに逆戻り。
ボカで輝きを取り戻したかと思ったが、ブラジルにまた負のスパイラルに陥れられた。
ブラジルは堅守速攻を貫き通し、欲しいとこでしっかり追加点を奪い、完全な勝ちモードに。
アジャラもそれの手助けをし、アルゼンチンはどうしようもできなかった。
完敗。
エラーノのけがでD・アウベスが入ったのもプラスに。
エラーノでも十分仕事はできたはずだが、D・アウベスの投入でよりサイドをつけるようになった。
これでマイコンは守備に専念できた。
あんな長身揃いのDF陣をテベス、メッシのちびっこコンビで突破するのは難しかったか。
テクニックだけではどうにもいかんのが、今のサッカー。
アルゼンチンはこの敗戦で、もう一回チームを考え直す必要があるかも。
それでも、あの攻撃は魅力的なわけで、もうバシーレにお任せ。
本番はW杯なんだから。
この日のアルゼンチンが唯一魅せたシーン。
テベスが左に流れてクロス、中でリケルメがカベッサで後ろに流し、アイマールがジャンピングボレー、これはDFにカット、そのこぼれをメッシが打つも、またDFにカット。
いい流れで攻撃しても点が取れないどころか、ドニを脅かすまでもいかなかった。
ここで負けを感じた。
ドゥンガが言う、勝ったチームが最も強い。
セレソン・ブラジレイラはCチームとして始まったが、Aマイナスぐらいまでには成長した。
あの3ボランチにカカ、ホナウジーニョが絡めば更に強くなる。
この試合、ほんとにアルゼンチンの完敗。
セレソン・ブラジレイラのファンの皆様、おめでとうございます。
魅せて勝つって試合を今後は期待します。
このコパ・アメリカ、南米らしい攻撃サッカーが目白押しでおもしろい試合だらけだったが、優勝したのは守備に重きを置いたチーム。
ドイツでもこんな光景が見られたな~。
はあ~、アルゼンチンはいつになったらでかいタイトルが取れるのか。
メッシよ、マラドーナを早く越えてくれ!

スコア 3-0
<得点者> 
ブラジル   J・バチスタ、OG、D・アウベス
~愛丸's MVP~
D・アウベス(2得点に絡む活躍。マイコンが守備に専念でき、なおかつ自分も守備をこなす。セビージャでの出来をようやくセレソンで見せれた)

メキシコ-アルゼンチン(コパ・アメリカSF)

2007-07-16 13:48:34 | 各国代表戦
観戦日 7/16(月)       
 
愛丸’s チェック        
きたきたアルゼンチン!
今大会、最高の出来かつ最高のパフォーマンス。
攻撃陣の切れ、DF陣の安定感、どれもほんとに最高だった。
あのメキシコを全く寄せ付けず。
ブラジルを破った、あのメキシコを。
前半は組織だった中盤以降を崩すシーンはあまり見れなかったが、そこは相手の出方を伺ってたということで。
クレスポの欠場で、メッシの相棒を誰にするか迷ってた感のあったバシーレだったが、この試合でテベスに決めたみたい。
高さ勝負となると分が悪いが、テクニックでどうにかできる。
この試合でもふたりのキープ力には目を見張るものがあった。
このふたりが前線でがんばれば、いい位置でのFKが得られる。
今、このFKがアルゼンチンの得点を大きく引き出してる。
キッカーにリケルメがいるのがでかい。
先制点もこのFKから。
ゴールほぼ正面で、直接狙うにはちょっと遠い位置。
ここでリケルメはゴールやや左GKとDFのちょうど間に落ちるようなエンジェルパス。
これにエインセが反応し、左のアウトで見事に合わせた。
メキシコの守備陣に問題はなかった。
あんなボールを蹴ったリケルメ、それをアクロバティックに決めたエインセが凄かっただけ。
これで前半を折り返し、後半、メキシコは一気にふたりを交代させ勝負に。
メキシコの時間が立ち上がりから続いたが、決定機をカスティージョが決めれなかった。
あのスピードとテクニックにはアジャラ、G・ミリートとも手を焼いていたが、なんとか凌いだ。
ここで追いつけなかったのがメキシコは痛かった。
アルゼンチンはテベスからのパスを受けたメッシが貴重な追加点。
ただ2点差に広げただけでなく、メキシコを黙らせる点になった。
メッシが右45°の位置でボールを受け、GKの位置を一瞬のうちに確認し、あとはボールを見たままのループ。
完璧な軌道を描いてボールがゴールに吸い込まれた。
スーペルゴラッソ!!!
あんな完璧なシュートは今まで見たことがない。
鳥肌もんのループ。
得点王争いはホビーニョとリケルメが争ってるが、インパクトは間違いなくメッシ。
凄い選手なのは十分にわかってたが、それだけでは収まらない選手になってきた。
バシーレはマラドーナの8割と表現してたが、この大会で9割ぐらいになったのでは?
あとはコパのタイトルとW杯を獲得できればマラドーナと肩を並べることができる。
マラドーナⅡ世ではなく、メッシとして今後やっていけそう。
このゴールでメキシコはほぼ戦意喪失。
テベスの仕掛けをマルケスが倒してPK。
これでジ・エンド。
リケルメがクッキアイオを決め、とどめを刺した。
これだけ完成されたサッカーができれば、あのブラジルなら勝てる気がする。
ただ、サイドをバンバンついてこられると微妙な気がしないでもないが、高さ勝負を仕掛けてくるチームではないからいけるはず。
ヨーロッパのチームには苦戦すると思うが、南米のチームには負けないだろう。
2大会連続のブラジル-アルゼンチンのフィナウ。
最高の試合を期待する。
メキシコにボルヘッティがいたら、アルゼンチンも苦労したかも。
あの高さにカスティージョのスピード。
見てみたかった。
メキシコはゴールド杯からほぼ休みなく、真剣勝負を続けたわけで、このパフォーマンスは誉められる。
まだまだ強くなっていきそうな予感。

スコア 0-3
<得点者> 
アルゼンチン   エインセ、メッシ、リケルメ
~愛丸's MVP~
メッシ(あのスーペルゴラッソループは今後語り継がれていきそう。あとはプレッシャーの掛かる決勝でこのパフォーマンスができるかどうか)

ウルグアイ-ブラジル(コパ・アメリカSF)

2007-07-16 11:27:06 | 各国代表戦
観戦日 7/16(月)       
 
愛丸’s チェック        
熱く激しい、最高におもしろい試合になった。
セレソン・ブラジレイラは最近の流行3ボランチで中盤からの守備が効果的。
ウルグアイはここをなかなか突破できなかった。
そんな中、ブラジルが早い時間に先制。
このままブラジルペースで試合は運ばれるかに思えたが、ここで南米で起こりそうなアクシデントが。
スタジアムの照明が1機故障。
これで15分ほどの中断。
この中断がウルグアイにいい影響を及ぼした。
レコバに切れが出てきて、フォルランにもボールが渡るように。
あの崩せなかった中盤を突破できるようになった。
ここで多くのCKを得、レコバがかなりのキックの精度を披露。
インスングで蹴れる右からのCKはほとんどが直接狙うもの。
ドニはこの対応にかなり苦労してた。
これが功を奏し、CKからのこぼれをフォルランが豪快に叩き込んで追いついた。
ここから両チーム、自分たちのいいとこを全面に押し出すサッカーを披露。
ブラジルは中盤からプレッシャーをかけ、両ラテラルが果敢に攻撃参加。
ウルグアイもカウンターからフォルランのスピードを活かしながら、周りがそれに絡んで逆転を狙ってた。
ここでブラジルが先に点を取った。
サイドで得たFKをマイコンが絶妙のキックでバチスタが合わせてゴール。
当たりそこないで、カリーニのタイミングをうまく外した。
こうなるとウルグアイは切れ気味になり、自滅かと思われたが、後半投入されたアヴレウがやってくれた。
フォルランがニアでそらしたボールをファーで泥臭く合わせて同点に。
フォルランはレコバがいた時はトップとして点を狙い、レコバが外れると、ちょっと引いてチャンスメイクを。
チームのために最高の働きをしてた。
試合はこのまま90分を終了し、PK戦に。
このPK戦が最高におもしろかった。
ブラジルは4人までがしっかり決めたが、ウルグアイはいきなりフォルランが失敗。
5人目アフォンソが外して、4-3の状況になって、ウルグアイ5人目がアヴレウ。
こいつがやってくれた。
この緊迫した場面で、なんとクッキアイオ。
鳥肌もんだった。
こうなると流れは完全にウルグアイに。
フェルナンドが外して、P・ガルシアがしっかり決めればウルグアイの劇的勝利だったのに・・・。
7人目、ブラジルはジウベルトがきっちり決め、ウルグアイはルガーノが失敗。
これでセレソン・ブラジレラは2大会連続のフィナウ進出。
ウルグアイはチームの核としてがんばってた選手たちが失敗しての敗戦。
ブラジルってのはPK戦に強い。
テクニックにハート、これが一番。
この大会、始まったときのセレソン・ブラジレイラは並のチームだったのに、ここにきてやっぱり王国ってのを感じさせてきた。
フィナウもきっとやるんだろうな~。

スコア 2-2(PK4-5)
<得点者> 
ウルグアイ   フォルラン、アヴレウ
ブラジル    マイコン、J・バチスタ
~愛丸's MVP~
ドニ(やっとローマで見せてるようなプレーを披露できるようになってきた。何度もスーパーセーブを見せ、PKでも最初と最後をきっちりセーブ)

アルゼンチン-ペルー(コパ・アメリカQF)

2007-07-10 00:34:01 | 各国代表戦
観戦日 7/9(月)       
 
愛丸’s チェック        
アルゼンチンも他の強豪国同様このベスト8は完勝。
ペルーに全くサッカーをさせなかった。
ピサロはいたのかいなかったのか。
ゲレーロも守備に動きまわる機会が多く、後半の早い時間に足に違和感を覚えたみたいで交代。
期待の2トップがこうだとペルーはつらい。
中盤以降の選手はほぼ守備だった。
それだけアルゼンチンの攻撃がよかった。
いつも通りのパスをばんばんつないでいくこ気味いいサッカー。
これにメッシの個人技が絡み、最高の攻撃だった。
こんなアルゼンチンも前半はかなり慎重に戦ってた。
トーナメントに入り、負ければ終わりなわけでこうなるのもわかる。
これはこれでいいとしよう。
前半、攻撃がうまくいかなかったのはトップがD・ミリートだったから。
サラゴサで輝いて頃の出来にはほど遠かった。
代表のプレッシャーだろうか。
クレスポの代わりは勤まってない。
いいものはもってるが、ここでは用はない。
恐らくバシーレもそれを考えたのだろう、後半あたまからD・ミリートに代えてテベスを投入。
これがアルゼンチンサッカーを蘇らせた。
テベスが広範囲に動いてペルーDF陣をかく乱し、乱れたとこをメッシ、リケルメが切り裂いた。
テベスもメッシもうまいし、強い。
なかなか倒れない。
あれだけキープできると、周りも動きやすいはず。
ここでのチャンスからリケルメのミドルで先制。
これで楽になったか、ここからはアルゼンチンのショーになった。
リケルメの芸術的スルーあり、元ボカコンビでの得点あり、何か開花したか、マスケラーノの代表2得点目がありで、終わってみたらゴールラッシュ。
ブラジル、メキシコの6得点もすごかったが、アルゼンチンの4得点も誉められる。
この試合もバシーレ采配が的中したことに。
直接ゴールを決めたわけではないが、テベスの投入がこの勝利を生んだ。
この大会、ほんと途中で出場した選手が結果を出す。
はなっからいけることにこしたことはないが、控え選手のモチベーションが高いからこういうことができてる。
レギュラーだけでなく全員で戦ってる証拠。
次はメキシコ。
かなりきつい戦いになる。
W杯でも苦戦しただけに、ちょっと心配。
ここまできたらあとは気力。
実力差はそんなにないので熱い魂で戦ってもらいたい。
アルゼンチンはこれまでのような戦い方なら大丈夫だろう。

スコア 4-0
<得点者> 
アルゼンチン   リケルメ×2、メッシ、マスケラーノ
~愛丸's MVP~
メッシ(テベスも見事だったが、フルでやってた分メッシが上。点も取れるし、アシストも出来る。ドリブルのきれは天下一品)

日本-カタール(アジアカップ)

2007-07-09 21:45:39 | 日本代表
観戦日 7/9(月)       
 
愛丸’s チェック        
勝ち試合をみすみす逃しやがって!
取れるときにしっかり取れないからこういう結果になる。
きれいに崩すのがサッカーじゃないよ。
こういうタイトルのかかった試合は、しっかり点を取らないと。
点を取る過程にワンタッチのいいプレーをって考えはわかるが、フィニッシュの精度もちゃんと上げていかんと。
打てる時に打たん遠藤、うまく中に切れ込んで決定的なシュートシーンでも足にしっかり当てれない山岸。
決める練習はしてるのか?
山岸は高原がうまく落としたボールを吹かす難しい蹴り方も披露してた。
ちゃんと動けるのはわかるが、決めれる選手じゃないと。
バイタルエリアでのボール回しはアジアでは抜けたレベルだと思う。
それが点に結びつかないと何にもなんない。
それがちゃんとわかってるのか。
泥臭く、貪欲にゴールを狙う選手がいない。
魂が感じられない。
試合前の国家演奏時にこれだけ歌わん国は珍しい。
誇りってもんはないのか。
こんな魂を感じられない代表はあまり応援する気にならん。
もっと日本の代表だって気持ちを見せてくれ。
点が取れなかった攻撃陣にも不満だったが、一番の不満は加地。
駒野はどうした?
けがじゃなきゃ加地は使わないだろうな。
ひとつもいいプレーはなかった。
深い位置までのオーバーラップは皆無、っていうか、攻撃参加がほとんどなかった。
駒野はかなりチャンスを作れる選手なのに。
トラップしたボールを奪われてピンチを招くような選手はいらん。
坪井が消えてくれた今、こいつも消えてもらいたい。
それにしても、俊輔にも切れを感じられず、憲剛からもいいパスはあまり見られなかった。
初戦ってのと、気候にやられたか。
この後もこの気候のもとで戦わんといかんわけで、しっかりコンディションを整えてもらいたい。
負けなかったのはよかったが、次はUAE。
ベトナムに負けて、死に物狂いでくるはず。
ここは日本もしっかり魂を見せてもらって勝ち点3を取ってもらいたい。
こんな嫌な気持ちにさせんでくれ。

スコア 1-1
<得点者> 
日本   高原
カタール セバスチャン
~愛丸's MVP~
鈴木啓(高い位置でしっかりボール奪取ができてた。カバーリングも問題なし。守備の選手が目だってもな~)

メキシコ-パラグアイ(コパ・アメリカQF)

2007-07-09 18:17:41 | 各国代表戦
観戦日 7/9(月)       
 
愛丸’s チェック        
メキシコが難敵パラグアイを全く寄せ付けることなく圧勝。
最後まで11対11でやれてれば、パラグアイは得意の守備でなんとかやれたかもしれんが。
前半2分、ボバディージャがエリア内でカチョを倒してPK。
これでボバディージャは一発ロハ。
このPK、悪いのはボバディージャではない。
メキシコの攻撃がすばらしかったわけでもない。
カピタンで守備の要カセレスのバックパスミスから。
さあ行くぞって時にチームをまとめる人間がこんな考えられんミスで失点すると、チームの士気は一気に下がる。
それで退場者まで出す始末になると目も当てられん。
アルゼンチン戦で、あれだけいい守備を披露したのに、これではもうどうしようもない。
点を与えず、ただひとり少なくなったのならまだよかったが・・・。
中盤でボールをキープ出来ず、ただ2トップに当てるだけの攻撃に終始。
好調のサンタクルスも周りのサポートがないと輝けない。
カルドソもそれなりのプレーはできてたが、点を取るまでにはいたらず。
ひとり少ない状況が与えた影響は攻撃だけではなく、守備にはかなりのダメージを与えた。
GKが3rdGKになり、周りとの連携がうまく取れず、DF陣は浮き足だったまま。
ボランチとの連携も取れず、スペースはできまくり。
集中力も早々に切れ、どうしようもなかった。
この隙を見事に突いたメキシコ攻撃陣には頭が下がる。
これぞ容赦ない攻撃。
カステージョ、カチョの2トップはパラグアイDF陣を翻弄した。
運動量も豊富で、テクニックもすばらしい。
大きい選手がいなくても、しっかり得点できる。
両サイドからの攻撃も多く、2列目からの飛び出しも見事、ボールキープ力も高いものがあり、この日のメキシコは100点満点。
ブラジルの6ゴールより、こちらの方がインパクトはあった。
このままいくと、間違いなく優勝候補。
どこにも穴がない。
次にアルゼンチンが勝てば、メキシコとの対戦になる。
W杯でも相当苦戦したから、ちょっとまずいかも。
まだアルゼンチンが勝ったかどうかはわからないが、もし勝ってたら、こっちのセミ・ファイナルもかなりおもしろいものになる。
それにしても、まだブランコが代表にいたとは・・・。
そんでもってPKを決めて見せた。
クラブ・アメリカでの去年のFIFAクラブW杯がFIFA主催の試合は最後になるみたいなことを言ってたような気がするが。
こういうベテランが点を取るとチーム状態はアップする。
う~ん、アルゼンチンにとってはかなりの脅威だ。

スコア 6-0
<得点者> 
メキシコ   カスティージョ×2、トラド、アルセ、ブランコ、O・ブラボ
~愛丸's MVP~
カチェ(広範囲に動き回ってチャンスを演出。諦めない気持ちもなかなかのもん。カスティージョがプレーしやすいように動いてた)

チリ-ブラジル(コパ・アメリカQF)

2007-07-09 15:14:10 | 各国代表戦
観戦日 7/9(月)       
 
愛丸’s チェック        
セレソン・ブラジレイラがトーナメントに入って調子を上げてきた。
というか、上げすぎ。
お得意さんのチリに対して、今まで燻っていた分を全部吐き出した。
それにしても、チリのDF陣は酷すぎる。
どこの国が相手でも3点ぐらいは取れそう。
それぐらい醜かった。
前線にはそれなりの選手がいるのに、点を取られてはしょうがない。
それにあれだけいい動きをしてたバルビディアは先発じゃないし。
この男とスアソぐらいしか可能性は感じない。
そのひとりを外してたら、点は取れない。
守りきるのがコンセプトだったかもしれんが、GLの結果を見ればそれができないのはわかりきってること。
アコスタ監督の手腕にはがっかり。
M・ゴンサレスをSBにしようがしまいが守れない。
こんな無様な試合をするぐらいなら、カナダでがんばってるU-20の代表を使った方がましな試合をしたのでは。
ブラジルの調子を上げれるための試合になった。
そのセレソン・ブラジレイラ、3ボランチが機能してきた。
ただ守るだけでなく、ミネイロ、ジョズエはタイミングよく前線に飛び出してた。
攻撃に絡んだり、高い位置でボール奪取したり、ここでのがんばりが大量点を生んだ要因に。
それにホビーニョの好調さ、バチスタの強さ、V・ラヴの献身的な動きがうまく融合してた。
開始早々からV・ラヴが果敢に攻撃に出て、チリDFを翻弄したのがよかったか。
チリ相手だとどうしてここまでいいプレーに終始できるのか。
イメージってのは大きい。
誰もやられる気はしてなかったのだろう。
ホビーニョはチリ相手に5得点。
もしチリと戦うことがなかったら、ここまで点が取れたかどうか。
でもこの調子のホビーニョならそれなりにいけるはず。
今がピークかも。
サイドハーフで使うよりかは、トップで使った方が活きてくる。
これはドゥンガを誉めるしかない。
それにさっきも言ったが、3ボランチ。
守備的に見れるが、誰かがしっかり攻撃に出てくれればそうでもない。
G・シウバが底でしっかり構えててくれるからあとのふたりは気兼ねなく上がっていける。
ようやくドゥンガのやりたいサッカーが実を結んできた。
次はウルグアイ。
こちらも調子を上げてきてるからSFは激しい試合になるはず。
DFに関してはウルグアイの方に安定感があるが、攻撃の調子は明らかにブラジルが上。
ウルグアイが熱くなりすぎなければ、ウルグアイがいけるかも。
とにかくホビーニョが押さえ込まれたら厳しいかも。
いい方に熱さが出たらいいが、悪い方に出たら退場者が多く出ることになりそう。
アルビトロの技量も試される。
激しい試合を望む。

スコア 1-6
<得点者> 
チリ     スアソ
ブラジル   フアン、バチスタ、ホビーニョ×2、ジョズエ、V・ラヴ
~愛丸's MVP~
ジョズエ(コンビを組むのがミネイロってのあるが、初セレソンでのびのびとプレー。攻守にいい働きを見せた)

ベネズエラ-ウルグアイ(コパ・アメリカQF)

2007-07-09 12:58:58 | 各国代表戦
観戦日 7/9(月)       
 
愛丸’s チェック        
開催国相手にウルグアイが圧勝。
この両チーム、5日前にGLで対戦したばっかり。
その時、ウルグアイにはレコバはいなかった。
この試合から先発に復帰。
いい時の切れは感じられなかったが、いるといないでは大違い。
フリーにしてるとそれなりのプレーはする。
ベネズエラDF陣はそうとう気を使ったはず。
その分、フォルランがけっこうフリーになって、いい形でシュートまでいけてた。
が、なかなか決めれることができない。
GLで1点しか取れてないチームの悪い流れをそのまま引きずってた。
フォルランは力みすぎ。
前半の15分までに3点は取れた。
無人のゴールに蹴りこめなかった時はウルグアイの敗戦が見え隠れしてた。
決めれる時に決めれない、悪いパターンにはまるとこだった。
それでも両ボランチ、P・ガルシア、Dペレスの頑張りと、3バックの安定さでベネズエラにチャンスを与えず。
これに燻ってたフォルランが応えた。
早いリスタートから、見事に裏を取り、落ちついてゴール。
ピッポを見てるみたいだった。
ベネズエラDF陣の一瞬の隙を見逃さない完璧な飛び出し。
これでウルグアイは、GLでの不甲斐無さから脱却できるかと思われたが・・・。
5分もしないうちに追いつかれた。
アランゴの強烈FKが炸裂。
このFK、見事なもんだったが、壁が割れてのもの。
あそこはからだを張って止めないと。
こういう展開になるとウルグアイってチームはかっかし出して自滅するパターンが多いんだが、熱い気持ちはいい方に出た。
前からもしっかりプレッシャーをかけ、球際も激しくいってた。
こうなると、レベルが落ちるベネズエラは厳しくなる。
期待のアランゴも流れの中ではいいプレーを見せることはできなかった。
後半、前半ほど果敢に攻めれなくなったウルグアイだったが、守備で作ったいい流れで効果的に攻めれるように。
ベガがGKのくせにこねくり回してうまくクリアできなかったボールをしっかりつないでP・ガルシアのゴラッソミドル。
この勝ち越しゴールからは、ウルグアイに危ない場面は訪れなかった。
カウンター狙いから2点を追加し、セミ・ファイナル進出。
自滅するようなことがないと、ほんとにいいチーム。
荒くれ者が多いが、いい方に出てくればもっと上を目指せそう。
フォルランも2点を取って、力みが抜けてそうだったから、これからが本番。
レコバの試運転も終わり、魅力的な攻撃サッカーを見せてくれるだろう。
ベネズエラはかなり健闘した。
開催国としての最低条件はクリアしたわけで、これで国のレベルがちょっとは上がってきそう。
世界に出て行ける選手がもうちょっと増えてくれば。

スコア 1-4
<得点者> 
ベネズエラ   アランゴ
ウルグアイ   フォルラン×2、P・ガルシア、C・ロドリゲス
~愛丸's MVP~
D・ペレス(攻守にわたって大活躍。あの無尽蔵のスタミナはどこからくるのか。P・ガルシアとのコンビも最高)