愛丸のサッカー観戦記

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メキシコ-パラグアイ(コパ・アメリカQF)

2007-07-09 18:17:41 | 各国代表戦
観戦日 7/9(月)       
 
愛丸’s チェック        
メキシコが難敵パラグアイを全く寄せ付けることなく圧勝。
最後まで11対11でやれてれば、パラグアイは得意の守備でなんとかやれたかもしれんが。
前半2分、ボバディージャがエリア内でカチョを倒してPK。
これでボバディージャは一発ロハ。
このPK、悪いのはボバディージャではない。
メキシコの攻撃がすばらしかったわけでもない。
カピタンで守備の要カセレスのバックパスミスから。
さあ行くぞって時にチームをまとめる人間がこんな考えられんミスで失点すると、チームの士気は一気に下がる。
それで退場者まで出す始末になると目も当てられん。
アルゼンチン戦で、あれだけいい守備を披露したのに、これではもうどうしようもない。
点を与えず、ただひとり少なくなったのならまだよかったが・・・。
中盤でボールをキープ出来ず、ただ2トップに当てるだけの攻撃に終始。
好調のサンタクルスも周りのサポートがないと輝けない。
カルドソもそれなりのプレーはできてたが、点を取るまでにはいたらず。
ひとり少ない状況が与えた影響は攻撃だけではなく、守備にはかなりのダメージを与えた。
GKが3rdGKになり、周りとの連携がうまく取れず、DF陣は浮き足だったまま。
ボランチとの連携も取れず、スペースはできまくり。
集中力も早々に切れ、どうしようもなかった。
この隙を見事に突いたメキシコ攻撃陣には頭が下がる。
これぞ容赦ない攻撃。
カステージョ、カチョの2トップはパラグアイDF陣を翻弄した。
運動量も豊富で、テクニックもすばらしい。
大きい選手がいなくても、しっかり得点できる。
両サイドからの攻撃も多く、2列目からの飛び出しも見事、ボールキープ力も高いものがあり、この日のメキシコは100点満点。
ブラジルの6ゴールより、こちらの方がインパクトはあった。
このままいくと、間違いなく優勝候補。
どこにも穴がない。
次にアルゼンチンが勝てば、メキシコとの対戦になる。
W杯でも相当苦戦したから、ちょっとまずいかも。
まだアルゼンチンが勝ったかどうかはわからないが、もし勝ってたら、こっちのセミ・ファイナルもかなりおもしろいものになる。
それにしても、まだブランコが代表にいたとは・・・。
そんでもってPKを決めて見せた。
クラブ・アメリカでの去年のFIFAクラブW杯がFIFA主催の試合は最後になるみたいなことを言ってたような気がするが。
こういうベテランが点を取るとチーム状態はアップする。
う~ん、アルゼンチンにとってはかなりの脅威だ。

スコア 6-0
<得点者> 
メキシコ   カスティージョ×2、トラド、アルセ、ブランコ、O・ブラボ
~愛丸's MVP~
カチェ(広範囲に動き回ってチャンスを演出。諦めない気持ちもなかなかのもん。カスティージョがプレーしやすいように動いてた)