愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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浦和-ユナイテッド

2007-07-18 22:11:36 | その他
観戦日 7/18(水)       
 
愛丸’s チェック        
ユナイテッドはこれが今シーズンの初試合。
もっと若手中心のメンバーで来るのかと思いきやベストメンバー。
新加入組と南米組がいなかっただけ。
どうしてここまでのメンバーだったのか。
浦和が相手ならそこまでせんでも人は入るはずなのに。
いつだか、イングランドでやった4チームぐらいのトーナメントがいきなり中止になったののお詫びだったのか。
親善試合なだけに、昨シーズンを必死で戦ってた魂は感じられなかったが、のびのびとプレーはしてた。
C・ロナウドにはもっと魅せてもらいたかったが。
浦和DFに触らせないぐらいのドリブル、フェイントを披露してほしかった。
が、それでもC・ロナウドはC・ロナウド。
今シーズンも得点をどんどん取っていきそう。
あの逆転ゴールは見事だった。
中に切れ込んでくるスピードはちょっと日本人にはついていくのは無理か。
ルーニーは今シーズンから10番を背負うみたい。
この試合でも流石ってシーンは見せてくれた。
攻撃でも守備でも。
必死に戻ってチェックにいく姿には、シーズン中のルーニーが見えた。
このユナイテッドを見てて思うのは、やっぱりルーニーのパートナーが必要。
ボールを受けれる選手がベスト。
ギグスと組ませるのもいいが、ギグスはやっぱり中盤が活きてくると思うし、それにフルでは働けない。
若い、強いCFが望ましいか。
ナニ、アンデルソン、ハーグリーブスと中盤はもう補強は十分だろうから、ほんとFWを早く獲得したがいい。
浦和は自分たちのサッカーをユナイテッドにぶつけてた。
立ち上がりはなんか遠慮がちに見えたが、じょじょに仕掛けれるように。
特に相馬。
ちゃんと見たのはこれが初めてだったが、なんでオシムはこの男を代表に呼んでないのか。
これだけいい左のサイドがいるじゃん。
そうすると、駒野を右に回すことができる。
で、いらない選手を削除すると。
果敢に攻めに行く姿にはなにか感じるものがあった。
それとやっぱり伸二。
まだまだあのファンタジーは衰えてない。
中盤でいいアクセントになる。
今の伸二はオシムのやりたいサッカーにはあってないかもしれんが、山岸、羽生よりは使えるはず。
ほかにもまだまだいい選手がいて、浦和が強い理由がなんとなくわかった気がする。
もうこれからは、ただの親善試合として終わるのではなく、何かを吸収し、勝ちにいってもらいたい。
アジアを制するようなクラブがそろそろ日本からも出てもらいたい。
そうせんと、代表のレベルも上がってこない。
このあとはバルサも来て、横浜と試合するわけで、あのスペインサッカーを肌で感じた選手はもっと成長してもらいたい。
この試合、ほんとに見たかったのはナニだったのにな~。
残念・・・。

スコア 2-2
<得点者> 
浦和     内館、小野
ユナイテッド キャリック、C・ロナウド
~愛丸's MVP~
相馬(今からでも代表にいってもらいたい。ユナイテッド相手だからここまで積極的だったのかしれんが、いいものを持ってる)

アルゼンチン-メキシコ(U-20W杯QF)

2007-07-18 12:32:55 | 各国代表戦
観戦日 7/18(水)       
 
愛丸’s チェック        
事実上のファイナル。
この世代では1枚も2枚も上のチーム同士の戦い。
このどちらかが、ここで姿を消すのはもったいなさすぎる。
逆の山の2チームが余計。
どっちかがそっち回ってれば、もっといい試合がたくさん見れたのに。
これもトーナメントの面白さと言えば面白さだが。
ドイツW杯、コパ・アメリカでも激突した両チーム、このU-20でも同じように白熱した展開になった。
U-17のW杯カンピオンと、前回のU-20のカンピオン。
南米っぽいテクニック重視の細かいパス回しからチャンスを演出する、見てて楽しいサッカーを披露してくれた。
いかに守りきるかではなく、いかに点を取るか。
両チーム、前線には人材が豊富。
アルゼンチンはアグエロ、ディ・マリア、M・モラーレス、ピアッティ。
メキシコはドス・サントス、ヴェラ、ヴィジャルス。
フル代表でもやっていけそうなメンバーばっかり。
ほんと見ててわくわくした。
主導権を握ってたのはアルゼンチン。
中盤の底ふたりがメキシコより勝っていた分、こういう展開になったか。
バネガはボカでの出来そのまま。
両サイドへのちらし、縦への楔のパス、持ってからの展開の速いこと速いこと。
ガゴほどのエレガンスはないが、着実に近づきつつある。
このままボカで経験を積んでいけば、ヨーロッパへの道も近い。
このバネガとコンビを組んでたジャコブがまた良かった。
この男がしっかり守備をこなしてくれるから、バネガも活きてくる。
同じ時期のマスケラーノよりも完成度は高いように思う。
両サイドへのカバー、相手がボールを持った時の潰し、リスクマネイジメント、ちょっと荒いのはたまに傷だが、これぐらいの気持ちじゃないと、このポジションは務まらない。
ここでのチェックのお陰で、カアイス、ファシオの負担はかなり軽減された。
あまり攻撃では目立たなかったが、インスアもなかなかの出来。
守備力とフィード力は抜けてた。
リバプールで見た時はまだまだ甘ちゃんに思えたが、同じ世代の人間相手ならこれぐらいはやって当たり前か。
もっともっとベニテスに鍛えてもらって、早くフル代表に選らばれてもらいたい。
攻撃では、個々の個人技とあのパス回しが融合し、チャンスを演出。
特にM・モラレス。
ちっちゃいからだで当たり負けせず、しっかりキープし、メキシコDF陣を手こずらせた。
持ってるものはかなりでかい。
あのアグエロが大きく感じるぐらいちっちゃい選手。
アグエロとの絡みはほんとにわくわくした。
この試合、けがでベンチだったM・サラテが最後に試運転を兼ねて登場。
ディ・マリアも高い個人技を持ってるが、もうひとつ足りないものがあるから、サラテの復帰は大歓迎。
これで連覇への準備は整った。
メッシがいなくてもやれることを証明してもらいたい。
メキシコは期待のドス・サントスがいまいち。
周りとの連携と守備に難がありそう。
ヴェラなんかはしかり下がって守備もするし、攻撃になったらうまく周りと絡んでチャンスを広げてる。
この気持ちがドス・サントスにもあれば、もっとメキシコは強かったはず。
その下にいたヴィジャルスのドリブルにも目を見張るものがあった。
ヴェラはもうアーセナルに籍があるらしく、このヴィジャルスもアーセナルが狙ってるらしい。
この逸材をどのように使っていくのか。
あのパスサッカーにとても合ってる選手のように思うが。
あとはベンゲル次第。
今後、世界で中心になっていくような選手たちが多かった試合は、スコア以上に熱いものだった。
放り込むことの少ない試合は見てて楽しい。
このパスサッカーが世界の流行になるような時代に早くなってもらいたい。
サッカーはでかくなくともできるぞ!

スコア 1-0
<得点者> 
アルゼンチン   M・モラレス
~愛丸's MVP~
ジャコブ(前線の選手のファンタジーも捨てがたいが、ここはメキシコに点を与えなかった立役者がMVP。バネガとのコンビもばつぐん)

スペイン-チェコ(U-20W杯QF)

2007-07-18 09:58:00 | 各国代表戦
観戦日 7/17(火)       
 
愛丸’s チェック        
ベスト16で優勝候補筆頭ブラジルを破ったスペインと日本をPKの末破ったチェコの戦い。
この両チーム、3月に親善マッチをしてたらしい。
結果はスペインが3-1で勝利。
ヨーロッパの予選でも無類の強さでスペインが優勝したため、この試合もスペインの華麗な攻撃サッカーで勝利するものと思っていた・・・。
チェコはこれまで90分勝利が1つしかないし、日本でも2点を奪えたわけだから、スペインならって誰もが思ったはず。
そしたら・・・。
試合は予想通り、チェコががちがちに引いて守る展開に。
2ラインがバイタルエリアより後ろに位置し、スペインはなかなか攻撃の糸口を見出せなかった。
トップのマタにいいボールは入らないし、カペルがいい仕掛けでひとりかわしてもまだ後ろにはDFがいる状態。
ハイボールでは勝負になんないし、スルーを通す隙間もない。
ミドルを打ってもなかなか枠にいかず、スペインはイライラが募るばかり。
DF陣が攻撃参加した時はチャンスの目が広がったが、自分でって意識が強く、ゴールを奪えない。
ここで、もっと周りとうまく連動して攻撃ができてたら。
それとサイドチェンジ。
縦の攻撃とクロスには強さを見せたチェコだったが、左右の揺さぶりには問題があったように思う。
日本はチームとしての連動とこの左右の揺さぶりであれだけやれたわけで。
スペインは個に頼りすぎたか。
確かにいい選手はたくさんいた。
カペル、トニ・カルボ、グラネロ、アドリアン・ロペス、もってるものはすばらしい。
この中盤のチャンスメーカーたちが、もっとマタと絡めたら。
それと終了ちょっと前に訪れた決定的シーンをアドリアン・ロペスが決めてたら。
ただ足に当てさえすればゴールってシーンで、ポストって。
この後すぐ交代させられ、今後の活躍がどうなるか。
ディポルはこの逸材をしっかりケアしないと。
両チーム、90分で点が取れず、延長に入った。
ここでチェコのフィジカルがものをいった。
なかなかばてることがなかった。
守備一辺倒ってわけでもなく、サイドで起点を作って、トップのフェニンへのクロスで何度かチャンスは作った。
チェコはただフィジカルが強いわけでもなく、なかなかうまい。
これはチェコの伝統で、これにあの強さが加わったってことは、今後またチェコの時代がやってくるかも。
で、先制はチェコ。
CKからのこぼれをカロウダが豪快なダイレクトミドルを叩き込んだ。
これはゴラッソだった。
これで決まるかの思われたが、スペインも意地を見せた。
延長後半、ブエノのミドルがポストに当たり、そのこぼれをマタがつめて押し込んだ。
これで試合はPK戦に。
こうなると1回経験してるチェコが有利で、PK戦に関してはチェコの圧勝だった。
GKペトルの反応は全て同方向。
最後はスペインのカピタンG・ピケが止められ試合終了。
SFではチェコはオーストリアとの対戦。
このサッカーができればファイナルも夢ではない。
色気を出して攻撃的に行ったりしたらわからないが・・・。
正直、もっとスペインの試合が見たかった。

スコア 1-1(PK3-4)
<得点者> 
スペイン   G・ピケ
チェコ    カロウダ
~愛丸's MVP~
ペトル(スペインのシュートがそう多くなかったが、危険なシュートは完璧にセーブ。ツェフの後釜になれるかも)