愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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カナダ-チリ(U-20W杯)

2007-07-04 17:09:12 | 各国代表戦
観戦日 7/4(水)       
 
愛丸’s チェック        
チリが開催国相手に見事な勝利。
圧勝だった。
南米予選では4位だったことを考えると、その上にいたブラジル、アルゼンチン、ウルグアイはより強いってことになるが。
ホームアドバンテージのあるカナダだったが、いいとこなく破れた。
フィジカルだけが、取柄のようなチームで、まだまだサッカー後進国。
海外でプレーしてる選手もいるにはいたが、その選手たちが目立つことはなかった。
これからのチームだろう。
フィジカルだけじゃどうしようもなんない。
チリにはふれるべきとこが盛りだくさん。
なんといってもヴィダンゴシ。
こいつはすごい!!。
日本戦で梅崎を世界でも通用するテクニシャンだと評したが、更に上の選手がここにいた。
ボールを取られないどころか、決定的な仕事も簡単にやってのける。
ドリブルもパスも申し分ない。
カナダDF陣は最後まで捕まえることができなかった。
ここにマークを集め、周りをフリーにし、しっかり使える。
ほんとにひさびさみたテクニシャン。
全てのタッチが柔らかい。
クロスを上げればDFが取れない位置で味方に届かせ、スルーも決して長いものにはならない。
周りの選手たちもヴィダンゴシを信じて動いてる。
レベルの低いカナダだったからここまでやれたのかも知れないが、もっと強いチーム相手にもこれぐらいできそう。
このチリのU-20代表はこの男にだけ頼ってるのではない。
トップのメディナはまさしくピッポ。
風貌だけでなく、プレースタイルも似てる。
嫌らしい動きで終始裏を狙ってた。
先制点もDFのカットしたボールが目の前に転がってきて、それをゴール。
こういう運を持ってるとこも似てる。
中盤ではコルテス、カルモナってのもなかなかのテクニシャン。
こ気味いいパス回しを披露した。
ボランチのヴィダルがこれまたいい。
ヴィダンゴシがいる時は守備に重点を置いてプレーしてたが、途中交代でいなくなったら、ヴィダンゴシの代わりを。
これまたうまい。
フル代表もブラジルには敗れたが、なかなかのテクニックは見せてくれたから、この世代とうまく融合できれば今後が楽しみ。
もっともっとチリの試合を見せてもらいたい。

スコア 3-0
<得点者> 
チリ   メディナ、カルモナ、グロンドーナ
~愛丸's MVP~
ヴィダンゴシ(華麗なプレーを披露してくれた。パスにドリブルに申し分ない。今夏ビジャレアル行きが決定してるみたいでリーガでもこれぐらいやってもらいたい)

日本-スコットランド(U-20W杯)

2007-07-04 14:33:03 | 日本代表
観戦日 7/4(水)       
 
愛丸’s チェック        
この世代の日本代表には期待が膨らんできた。
体格以外の全てでヨーロッパ2位のスコットランドを上回った。
テクニックに関しては凌駕した。
それにしても、誰もがうまい。
梅崎、柏木のうまさはだいたいわかってたが、森島、川原、田中、それに両サイドバックの内田、安田も水準以上。
この世代、4-4-2でやってるのも好感がもてる。
オリンピック世代、フル代表と3バックでやってる中、世界を見据えての4バック。
4人で守るのではなく、両SBはばんばんオーバーラップする。
それがどれも効果的。
前半は右の内田が目立ってたが、後半は左の安田が目立った。
内田は田中とのコンビ、安田は梅崎とのコンビでスコットランドを翻弄した。
でかい相手を前にしても臆することなく仕掛けれる勇気と高い技術には恐れ入った。
梅崎はほとんどボールを取られることなくチャンスを演出。
一発で流れを変えれる選手。
もう一回世界を経験してもらいたい。
今から揉まれれば、まだまだうまくなるはず。
ひとつ上の世代でもやっていける。
水野、家長、本田あたりとうまく絡めたら点を取るバリエーションが増えてくる。
攻撃に関しては取りたい時間にしっかり点が取れ、相手を崩すこともできてたから問題なし。
このままでいけたら、決勝トーナメントは間違いない。
守備に関しても合格点。
無失点でいければよかったが、試合がほぼ決した段階での失点だったからよしとするか。
この1点だけ、気が緩んでた。
福元と槙野のCBはなかなかのもんだった。
失点シーンでは縦関係にずれが生じて、間を突破されたものだったが、それ以外の時間は完璧だった。
あれだけフィジカルでこられても負けることはなかった。
後ろにしっかりしたGKが控えてるのも大きいか。
高さに強いGKって日本にはいなかったタイプ。
今後の日本は林で長いこといけそう。
守備ではボランチの青山の貢献が大きかった。
かなり気の利いたボランチ。
両サイドのカバーにCBとの連携、この男がこの代表を支えてるといっても過言ではない。
おまけに3点目のロングシュートも決めてみせた。
小野世代以来、ひさびさワクワクする代表が見れそう。
この勢いのまま突っ走ってもらいたい。
ほんとに期待してるよ!

スコア 3-1
<得点者> 
日本      森島、梅崎、青山
スコットランド R・キャンベル
~愛丸's MVP~
梅崎(あのテクニックはこの世代ではかなり上位にランクされるのでは?ルーカスよりもテクニックに関しては上かも)

アルゼンチン-コロンビア(コパ・アメリカ)

2007-07-04 12:27:10 | 各国代表戦
観戦日 7/4(水)       
 
愛丸’s チェック        
アルゼンチン、初戦に引き続きの逆転劇。
先に点を取られても、負ける気がしない。
初戦ほど魅力的ではなかったが、それでも他のどのチームより攻撃に関しては破壊力抜群。
どこをマークしていいのか、わからないだろう。
パスが出てくるのはリケルメだけではないし、ベロンにつくと前が空いてくる。
メッシにはいくらついてもフアルタでしか止めれないし、クレスポには高さがある。
先制され、またそんなに時間が経たないうちに同点に追いついたわけだが、メッシがエリア内でフアルタを受けてのもの。
あれはちょっとコロンビアにはかわいそうだったか。
足を上げてのもので、エリア内での間接FKが妥当だったかもしれない。
それでもこのPKをクレスポがゲット。
リケルメが蹴るもんだと思ってが、得点王の関係からか、クレスポが決めた。
ここでアクシデント。
おもいっきりいきすぎてクレスポは肉離れを起こしたくさい。
これで、このコパは出場が絶望だろう・・・。
あとはD・ミリートに頼るしかない。
テベス、メッシの2トップってのもおもしろいかも。
パラシオが入ってもいい。
パラシオが入ると、リケルメがより活きてくる。
そうするともっともっと魅力的なアルゼンチン代表が見れるかも。
このクレスポの離脱をぜひいい方に持っていってもらいたい。
またまたバシーレに期待。
それにしてもセットプレーでの守備が気になる。
この日の2失点はともにCKから。
高さがないDFだけにカベッサでこられると苦しいこもしれんが、1つ目はサインプレーで浮き足だってのもの。
アメリカ戦、コロンビア戦でも開始早々はまだエンジンがかかってないのか。
相手がこのレベルだからまだいいが、トーナメントになれば多少は強い相手が出てくる。
そこでは隙は見せられない。
中盤でのフィルターが利かないセットプレーなだけに、うまく修正しないと。
コロンビアは3-1の状況から切れることなく点を取りにいった姿勢はよかった。
が、やっぱりバルガスなんかは荒れる一方でドブレで退場。
チームとしてのまとまりが感じられない。
この2試合でもう9失点。
日本戦ではあれだけ堅い守備を披露したのに・・・。
って、相手が日本だったからか。
このときにやれると勘違いして、この大会に挑んだのなら大間違い。
アルゼンチン、パラグアイ相手に日本のように守れない。
大会前のテストマッチに日本を選んだのが失敗だったか。
点を決めた、前線のE・ペレア、カストリジョンには見れる部分はあった。
コルドバ、ペレアのCBはクラブでの輝きはひとつもなかった。
あの強かったコロンビアにはもう戻ることはできないのか。
バルデラマあたりが監督になってみたら?

スコア 4-2
<得点者> 
アルゼンチン   クレスポ、リケルメ×2、D・ミリート
コロンビア    E・ペレア、カストリジョン
~愛丸's MVP~
リケルメ(逆転ゴールとなった置きにいった落ち着いたカベッサには脱帽。それに直接叩き込んだFKも絶品。リベルタでの好調そのまま)

ブラジル-チリ(コパ・アメリカ)

2007-07-04 10:15:46 | 各国代表戦
観戦日 7/4(水)       
 
愛丸’s チェック        
終わってみたら、セレソン・ブラジレイラの圧勝だったが・・・。
初戦同様、魅力は感じられなかった。
タイトルのかかった試合だから、結果が全てだが、ブラジルですよ。
Cチームとは言え、もっと魅せてもらいたい。
ドゥンガセレソンに攻撃の華を期待するのは間違いか。
それなら守備のすごさを期待。
でも、ザゲーロのふたりは高さでは勝てるが、どうも気が抜けてる感が。
ボールウォッチャーになることが多い。
自分の前には強いが裏に廻られると・・・。
って裏を簡単に取られすぎ。
これがブラジルのディフェンスだって言えばそれまでだが。
その分、ボランチがしっかりやってる。
G・シウバ、ミネイロと守備に重点を置く選手を使うのもそのためか。
後半、1点リードして終盤を迎えてからはエラーノに代えてジョズエを投入。
ここにドゥンガの守備重視のサッカーを見た。
守りきるサッカーに転じた途端、ホビーニョが2つゴールを奪ったのは何かあんのか。
このホビーニョ、PKも決めており、ハットトリック。
セレソン・ブラジレイラで唯一輝いてる選手。
リーガでの疲れを見せることなく、気持ちの充実の方が前面に押し出されてる。
後半は右のサイドに張って、ここから好機を多く演出。
ここをこれだけ突けたのは右のラテラルがD・アウベスに代わったのと、チリの左のラテラルがM・ゴンサレスになったから。
チリはいったい何を考えて、この男をDFに回したのか。
これが敗因。
あれだけ攻撃的な選手がブラジル相手に守れるわけがない。
エクアドル相手にも四苦八苦した選手をよくここでも使おうと考えたもんだ。
攻めてなんぼなのに。
前半の決定的なカベッサを外したから後ろに回されたか。
あれだけホビーニョをフリーにしとけば、ペダラーダなしでも簡単に突破できる。
確かに、チリは負傷交代で2枚カードを使う誤算はあったが、もうちょっと考えてほしかった。
ベンチで暴言を吐いて、そこでカルトン・アマレイロをもらったバルガスをCBで使うなんてありえない。
ここもホビーニョに思う存分突かれてた。
激しくいけないCBなんか不要。
初戦で不調だったヂエゴはベンチで代わりにアンデルソンがこのポジションを務めたが、まだセレソンの器ではない。
それに代わったJ・バチスタも同じ。
Aチームにはホナウジーニョ・ガウーショ、カカといるから、あまり心配はないか。
気になったのが1点。
セレソン・ブラジレイラにはいいフリーキッカーがいない。
何度もいい位置でのFKがあったが、いいボールがひとつも入らなかった。
アレックスとかフアンとか高さを活かせる選手がいるのに・・・。
Cチームなら仕方ないか。
チリではトップのスアソ、その下で攻撃に守備によく動いてたバルディビアがよかったように思う。
ヨーロッパのチームでもやっていけそう。
スアソなんかバレンシアで面倒見るってのどうかな~。
ビジャとのコンビなんてワクワクするが。
チリはこうやって見ると、期待のマティは見ることができないかも。
今後もM・ゴンサレスを左のラテラルで使うなら、その前でってのがあるかもしれんが、それだとチリは上に上がれない。

スコア 3-0
<得点者> 
ブラジル   ホビーニョ×3
~愛丸's MVP~
ホビーニョ(右にポジションしてから切れが増した。V・ラヴとも絡め出してきたからもっと点が取れそう。この大会はこの男が主役になるかも)

アルゼンチン-アメリカ(コパ・アメリカ)

2007-07-04 00:42:53 | 各国代表戦
観戦日 7/3(火)       
 
愛丸’s チェック        
きたきた、アルゼンチン、好発進。
先制される愛嬌は見せたが、終わってみたら圧勝。
アルゼンチンのいいとこばかりが出た試合だった。
やっぱりバシーレに監督が代わったのがよかった。
攻撃的布陣で魅力的なサッカーを披露してくれた。
2トップはクレスポ、メッシ、中盤はロンボでトップ下にリケルメ、右にベロン、左にカンビアッソ、シンコはマスケラーノ、4バックは右からサネッティ、アジャラ、G・ミリート、エインセ、GKはアボンダンシエリ。
これで勝てないわけがない。
ベロンはエストゥディアンテスでの好調ぶりを買われ代表復帰。
リケルメも戻ってきてくれた。
とにかく、縦のラインがしっかりしてるから安心して見れた。
2トップが裏を狙うタイプじゃなかったから、リケルメのスーペルスルーは見られなかったが、うまくマークを引き付けボールを散らしてた。
ベロンもクラブでの役割のまま。
ロングボールでスパイスを効かせてた。
ワンタッチパスを多様し、こ気味いい攻撃を仕掛けてたが、アメリカの組織だった守備をなかなか崩せずにいた。
失点してすぐFKから追いついたが、前半はチャンスらしいチャンスはなかった。
変わったのは後半。
カンビアッソに代えてアイマールを投入し、中盤をロンボからボックスにしてから。
こんな中盤を見せてくれたバシーレには感謝。
ペケルマンはアイマール、リケルメの同時起用はやってくんなかったしな~。
よりボールがテンポよく回りだし、メッシも更に切れ出し、ここからのスルーにクレスポがしっかり反応し、逆転。
ここからバシーレの選手起用がズバリ。
アイマールが得点し、メッシに代わったテベスもゴール。
ブラジルとは全く違った初戦を見せてくれた。
が、前回のコパ・アメリカも決勝を戦うまではアルゼンチンが好調で、ブラジルはパッとしなかった。
今回もそんな展開になるのか。
このアルゼンチンならそんなことは無いと思うが。
間違いなく、ブラジルよりは魅力的。
このまま突っ走ってもらいたい。
何度も言うが、バシーレに感謝。

スコア 4-1
<得点者> 
アルゼンチン   クレスポ×2、アイマール、テベス
アメリカ     ジョンソン
~愛丸's MVP~
メッシ(得点こそなかったが、ドリブルでの仕掛けは効果絶大だった。左にいたり、右でプレーしたりアメリカDF陣を混乱させた)