愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

ウルグアイ-ブラジル(コパ・アメリカSF)

2007-07-16 11:27:06 | 各国代表戦
観戦日 7/16(月)       
 
愛丸’s チェック        
熱く激しい、最高におもしろい試合になった。
セレソン・ブラジレイラは最近の流行3ボランチで中盤からの守備が効果的。
ウルグアイはここをなかなか突破できなかった。
そんな中、ブラジルが早い時間に先制。
このままブラジルペースで試合は運ばれるかに思えたが、ここで南米で起こりそうなアクシデントが。
スタジアムの照明が1機故障。
これで15分ほどの中断。
この中断がウルグアイにいい影響を及ぼした。
レコバに切れが出てきて、フォルランにもボールが渡るように。
あの崩せなかった中盤を突破できるようになった。
ここで多くのCKを得、レコバがかなりのキックの精度を披露。
インスングで蹴れる右からのCKはほとんどが直接狙うもの。
ドニはこの対応にかなり苦労してた。
これが功を奏し、CKからのこぼれをフォルランが豪快に叩き込んで追いついた。
ここから両チーム、自分たちのいいとこを全面に押し出すサッカーを披露。
ブラジルは中盤からプレッシャーをかけ、両ラテラルが果敢に攻撃参加。
ウルグアイもカウンターからフォルランのスピードを活かしながら、周りがそれに絡んで逆転を狙ってた。
ここでブラジルが先に点を取った。
サイドで得たFKをマイコンが絶妙のキックでバチスタが合わせてゴール。
当たりそこないで、カリーニのタイミングをうまく外した。
こうなるとウルグアイは切れ気味になり、自滅かと思われたが、後半投入されたアヴレウがやってくれた。
フォルランがニアでそらしたボールをファーで泥臭く合わせて同点に。
フォルランはレコバがいた時はトップとして点を狙い、レコバが外れると、ちょっと引いてチャンスメイクを。
チームのために最高の働きをしてた。
試合はこのまま90分を終了し、PK戦に。
このPK戦が最高におもしろかった。
ブラジルは4人までがしっかり決めたが、ウルグアイはいきなりフォルランが失敗。
5人目アフォンソが外して、4-3の状況になって、ウルグアイ5人目がアヴレウ。
こいつがやってくれた。
この緊迫した場面で、なんとクッキアイオ。
鳥肌もんだった。
こうなると流れは完全にウルグアイに。
フェルナンドが外して、P・ガルシアがしっかり決めればウルグアイの劇的勝利だったのに・・・。
7人目、ブラジルはジウベルトがきっちり決め、ウルグアイはルガーノが失敗。
これでセレソン・ブラジレラは2大会連続のフィナウ進出。
ウルグアイはチームの核としてがんばってた選手たちが失敗しての敗戦。
ブラジルってのはPK戦に強い。
テクニックにハート、これが一番。
この大会、始まったときのセレソン・ブラジレイラは並のチームだったのに、ここにきてやっぱり王国ってのを感じさせてきた。
フィナウもきっとやるんだろうな~。

スコア 2-2(PK4-5)
<得点者> 
ウルグアイ   フォルラン、アヴレウ
ブラジル    マイコン、J・バチスタ
~愛丸's MVP~
ドニ(やっとローマで見せてるようなプレーを披露できるようになってきた。何度もスーパーセーブを見せ、PKでも最初と最後をきっちりセーブ)