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小説“永遠のゼロ”を読んで

昨年の夏は、映画“風立ちぬ”を見て感動を覚え、当ブログにも投稿した。書店ではユーミンの歌う“ひこうき雲”が流れていた。他方、この百田尚樹氏の“永遠のゼロ”が平積みされていた。この小説は、本来ならばその時に読むべきであったかも知れないが、その後の百田氏に問題発言があったりして、私には敬遠する部分があった。百田氏が安倍首相に近いこともその要因となっていたのは間違いない。その後の映画化でも、物議を醸した。曰く、「特攻隊を美談にしている」や「骨太な愛国エンタメ」との評であったり、「嘘八百を書いた架空戦記をもとにして、零戦の物語を作ろうとしている。神話の捏造をまだ続けようとしている」との批判もあったと聞いたので、読むのには完全に腰が引けていた。 しかし、あれから1年、かたくなに読まずに居る姿勢も問題ありと考え、思い切って読んでみることにした。 . . . 本文を読む
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