たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

抑留死名簿

2015年05月06日 | その他

今日もいいお天気、大型連休は終わりです。現職の方はまた健康で働いてください。
連休のはじめ厚生労働省は2次世界大戦後に旧ソ連に抑留されて亡くなった日本人について、延べ1万723人分の名簿を新たにウェブサイトで公表した。そのデータを覗いてみました。
何と沢山の人たちが終戦後、旧満州などから軍人を中心に多くの日本人をシベリアやモンゴルに連行し、酷寒の地で強制労働させたものだと実感しました。
・シベリア抑留者(モンゴル含む)総数約57万4千人
・抑留死5万5千人 (ロシアなどから提供され公表済みの名簿、4万1982人分)未公表だった4865人分+名簿以外3728人分を新規公表)
・病気になった人は再び朝鮮半島や旧満州に移送した 旧満州・関東州へ2万人(未公表だった178人:大連関連分を新規公表)
・同上 朝鮮半島(北朝鮮)へ2万7千人(未公表だった1864:興南、元山分を新規公表)
・日本へ帰還47万3千人 (樺太・千島列島・北方領へ帰還 88人分を新たに公表)
(以上5月1日朝日新聞から引用・:図になっている)

多くの人が祖国の発展と平和・家族の安泰を願って死んで逝かれたのでしょう。それらの犠牲の上に今の私たちの贅沢三昧の生活が築かれたのだと、改めて思いました。
資料照合で個人が特定された2660人(新公表分のか?)は漢字名で表示、カタカナ名は特定されていない方らしい。
中には女性名も見えるが、別の新聞は従軍看護婦などだと写真を載せていました。
心から哀悼の誠を捧げ、平和の礎になった犠牲者の御魂に感謝しましょう。