たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

医療費はいくらかかるのか

2012年08月12日 | その他
  H22肺摘出 H21直腸摘出 その他
入院期間 9日 17日  
保険点数(点) 179,752 123,905 1点10円
保険給付外(円) 47,030 41,790 差額ベッド・病衣
一部負担金(円) 46,960 156,917  
食事負担金(円) 5,200 6,500  
       
患者負担額(円) 99,190 205,207 病院窓口負担金(高額療養費還付後の金額)
保険負担割合 1割負担 3割負担 H21年は個人年金有り3割
雑費(円) 3,600 6,800 テレビ代400円/日

難産また難産の消費税増税が決まりました。嫌なことですね。2014年4月に8%に、翌年2015年10月に10%に引き上げですから、先ずそれまで生きていられるかな?
上の表は私が実際に治療を受けた入院期間中だけの療養費の実際です。転移しました、再発しました、と言われれば私はもうお仕舞いです。でも人間は勝手なものでそんな事はありっこ無いと思うんですよね。

お国の財政は今でも1人あたり2千万円の借財を背負っているので、これ以上つぎの世代に借りを残すなんて無責任極まります。

今回の消費税増税で社会保障に使われるのは、主に年金と高齢者医療、介護の三つの社会保険の赤字穴埋めで、あとは子育て支援を加えて地方にもお金が行くようにした程度と解説されています。

私は年金暮らしで、家内に先立たれ、70才前後からとみに健康が衰え、ここ8年間に年1回の6度の入院手術を余儀なくされています。その療養費が、がんという恐ろしい病気で、しかも直腸がんとか肺がんと言う代表的がんに冒されました。その費用が上の表のようになったのです。
H21,22年は未だ後期高齢者でなく、国保の世話になりました。日本の財政が急速な高齢化で立ち行かなくなって、一般会計が半分以上を借金で予算を組む有様とか、まったく私人として申し訳なく思います。

アメリカのように、医療保険制度が十分でなく、歯の治療に一般の保険に加入してない貧乏人は、メキシコへ歯の治療に行くとテレビでやっていました。
日本は今のレベルの社会保障を維持するためと、消費税を10%にされるなら、不承不承でも私個人は賛成しなければなりません。

増税反対の政治家は前回選挙の時、増税なんて公約に全く無いのでだまし討ち、景気をさらに冷え込ませ失業が増える、等々もっともなことを言われますが、少子高齢化が急激に進む日本には、今のシステムを支える財源はないのです。
選挙の公約なんて、すぐペロッと剥がれる膏薬くらいにしか国民は期待していないのです。
民主党の小沢さんや鳩山さんに言いたいのは、政権を取っても、子供手当や高速道路無料化、農家の個別保障なんて、やろうにも財源が無くって出来なかったじゃないですか。
組み替えすれば幾らでも出てくると言ったのは誰ですか。

この時期、増税がベストな政策かどうかは別にして、野田佳彦首相はやはりその点立派ですね。自民党元幹事長野中広務氏が読売新聞に、演説はうまいし、閣僚が首相を助けるのが通常なのに、閣僚を首相がカバーして助けていると、70点をやれると高評価していました。ぶれない、嘘をつかない、それだけで十分というのが首相就任直後の人物評でしたが、人格・見識は十分評価できるでしょう。

自民党は相も変わらず権限も無い解散を声高に叫ぶばかりで、谷垣総裁にはガッカリです。最後の党首会談で何が話し合われたか、「近いうちに解散」の中味は、会期末9月8日通常国会会期末までに解散が正解でしょうし、私もそれを望みますね。9月21日民主党代表選ですが、それまではもたないでしょう。

私は長く勤労者として旧社会党、次いで民主党を、船が傾き過ぎないよう、くらいの政治意識で投票して来ましたが、今度行われる選挙にはどの政党を選ぶか迷っています。
民主党は政権脱落確実でしょうし、野田総理も「一将功なって万骨枯れる」ことになるでしょうし、この3年間の無様さはまだ政権党として未熟でした。

税と社会保障の一体化の、社会保障のあり方はこれからです。大震災復興、原発、TPP、景気回復、外交と政治課題は山積してるのに、自民党はこっそり「国土強靭化基本法」なんて、新聞も全く書かないうちに、10年間で総額200兆円を社会資本整備に回そうとする法律がちゃっかり成立したようです。こんな自民党にも一票を入れたくありません。

大阪維新の会は関西を中心に40数名を当選させるだろうと言われています。雑誌が書くように橋下大阪市長にも維新の会にも全国制覇は望んでいません。
ッたくもう!私が投票で入れたい政党は日本にひとつもありません。