たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

お盆は歯痛の闘い

2012年08月16日 | 日記

お盆の間は地獄の釜も休むと言われるのに、日本の国も我輩も最低のお盆だった。

13日の夕方買い物をして、ピーナッツと角砂糖を買って口にしたところ、歯痛が発生した。
右上に最奥歯2枚くらいのところがツーンと痛む。だんだんひどくなり夕食もほどほどに、冷蔵庫の氷ブッロクをなめると痛みが納まる。
終に夜中まで繰り返し、まともな睡眠は取れなかった。夕刻から振り出した雨はこれもだんだん夜中にかけてひどくなってきた。とうとう朝方まで歯痛と格闘した。

平成5年末退職後、歯科医院も通院しない期間の方が少ないくらい歯も悪くなってきている。親知らずは4本とも抜き後は一応自分の歯ばかりだが、冠を覆った歯が多い。

14日朝、朝食も取らずゴルフ場へ行く。仲間内のゴルフコンペで半分はマナーというより義理なのだ。雨は降っているが幹事はやるという。エントリー11人中5人は欠席らしい。うち現場へ来たが2人は止めるという。一人は名古屋からきた。
歯痛もやや治まっていたので、参加することにした。スタートする頃から雨は止み、そのうちラウンド中は降らなかった。

14日の夕方から夜にかけてまた前夜同じ歯痛に悩まされた。
市の発行した「救急病院のご案内」を見る。お盆は開業医は休みだが休日ではない。
市役所へ電話してみると、歯科の開業医のお盆中の当番医は把握していない。昨日も一人問い合わせがあったが、どうしても痛めば岐阜県瑞穂市の朝日大学・歯学部付属病院の歯科救急外来が24時間受付なので、行って見てくれと案内された。自宅から15kmくらいか。

救急も大袈裟だと、様子を見て亡妻の実家・美濃加茂市へ墓参に行くことにした。
実家は寂しく91歳の家の中でも杖をついた老義母と義弟の二人の住まい。後は皆お星さまになった。地続きに長男夫婦と小2になった男児が住んでいて助かっている。
義弟のニ男は東京で、今春結婚してつい10日前女の子が生まれ、写真を見せてもらった。
小1時間いてお暇し帰宅するとまた歯が痛む。

前立腺肥大の夜間頻尿は、昼間はどってこともないが、夜就寝すると頻回するのと同じ現象だ
。思い切って大学病院の救急歯科へ行った。受付のガードマンさんの案内ですぐ分った。

待合ロビーには付き添いと患者が4~5組、呼び鈴を押すシステムで、研修医らしい医師が出てこられ、2~3時間待ちになるがよいかといわれた。
持参した弁当箱の氷ブロックをなめて根気に待った。最後に呼び出しがあり診てもらった。
はじめは研修医が、そのうち教授の診断だった。問診表には詳しく書いて提出する、いつもの癖でそのための資料をバッグに入れ初診を受ける。

診断は痛む歯のあたりを叩いたりしてどれが痛むか診られた。ところがこういう時に限って痛まないのだ。次に真綿を噛ませて順次調べ、少し違和感がある歯が分った。
教授は「ちょとおかしいぞ、虫歯になっている、割れるかな」とピンで撥ねると、「やはり虫歯です」、「むし歯が欠けました。舌で触ってごらん、引っかかるでしょう、レントゲンを1枚撮ります」と、診断され写真を見ながら4番、5番、特に5番が大きい。「夜中に痛むようなら神経を抜く必要があるが、歯が割れるかもしれない、そのときは抜くことになる」と言われた。

救急医療は応急措置だけなので、今後の治療はこの病院の初診からかかるか、かかりつけ医かは、どちらでもいい、後者でよいでしょうということだった。
痛み止めのロキソニンは、7月の神経痛の整形外科で貰ったのが残っていて、2日間で6錠を飲んだが効かなかったと書いて出していた。追加するか聞かれてもう一つの薬品名も言われたが、貰い置きも残り少なくロキソニン6日分を貰った。痛み止め注射は歯科では出来ないといわれた。終わったのは夜10時、7時に行ってちょうど3時間だった。
帰宅して食事したらさらに歯が欠け、小豆大半分くらいが穴になった。
2晩格闘してよく眠れたが、やはり夜中に激痛が一度来て氷を頬張った。

お盆や正月に病気になると悲劇です。