たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

お盆 市営斎場

2012年08月14日 | その他

瞑想の森 市営斎場

お盆です。この建物は何でしょう?
これはこの世で最後にお世話になる公共施設です。市営火葬場です。正面に見えるのは遺族休憩室です。時に音楽会・ミニコンサートが行われます。

名称 岐阜県各務原市 瞑想の森 市営斎場
主要施設 火葬部門 火葬炉:大型人体炉5基 動物炉1基
待合部門 待合室(和1、洋2室)炉前ホール
設計・監理 株式会社 伊東豊雄建築設計事務所
構造設計 佐々木睦朗 氏
周辺環境デザイン 慶応義塾大学教授 石川幹子
完成月日 平成18年6月

この特徴ある屋根はシエル構造といって貝殻様式です。
世界的建築家伊東豊雄氏は代表作に仙台市図書館 せんだいメディアテークがあり、半日ほどこのガラスの城を見学したことがあります。

そんなこともあって当時伊東事務所のメールアドレスがホームページに公開されていましたので、現世で最後にお世話になる大事な施設なので完成を楽しみにしています、とメールしました。
伊東先生からご丁重な返信があり、この特徴のある屋根構造は2005年に福岡で緑化フェアがあり、そのテーマ館で採用され、その館は以後温室で利用される予定と、福岡の建物の写真3枚が添付されていました。
開所式を見学に行きましたら、そのメールのやりとりを式で先生から紹介され恐縮しました。
その後の一般見学で、先生に自己紹介し失礼を詫び、先生とツーショットの写真を撮りました。

前庭の池は前から農業用ため池がありましたのを改装され、蓮の花は羽島市のお寺、(名前は忘れましたが)から株分けしていただき、石川先生が移植されたものです。
このことも石川先生が返信してくださったのです。

この斎場の一円が市営墓地で運良く亡妻のお墓を建てることができ感謝しています。家からも近く散歩や買い物の途中によく行く施設です。

開所式には当時、2チャンネルに「○○市を語ろう」という、掲示板のスレットが立っていて、そこに自慢したら早速「煙のゆくえ」というサイトの管理者の目に止り、この管理者がわざわざ開所式見学に東京からバスで来てくださったようです。掲示板にそうあとがきしてありました。