(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン

2011年04月23日 | 風の旅人日乗
心を静かに保って、これまでと変わらず
キチンと前を向いて生きていこうと思う。

とはいえ、今日の雨の中のセーリングの前に
本日の三浦半島の放射線量を、
小さい子どもを持つ親の責任のひとつとして、
一応チェック。

よしよし、平常値には完全に戻っていないものの、
問題ない、と言われているレベル。

でもちょっと、そのサイトにある
「(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン近辺」
の「(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」
という会社名が妙に引っかかったので、ネットで検索。

なんと!
この会社は原子力発電用の燃料棒製造企業でした。
三浦半島に、バリバリの原子力産業発見。

久里浜地区に放射線量測定場所が集中している理由が、
ようやく分かった。

その会社のホームページには、
お決まりの「安全安全安全」の文字が散りばめられている。
だけど、
重要なお知らせ、を斜め読みしてみると、
社長や社員を減俸処分にするような事故が
ちょくちょく起きているみたい。
最近の余震でも、配管にトラブルが起きたらしい。

それらの、減俸処分に値する事故などにも、
事故には必ず「軽微な」という形容詞が与えられている。
どうやら原子力産業では、
どんな事故であっても
事故には必ずこの形容詞を使う決まりがあるらしい。

久里浜沖をセーリングで走るとき、
東京電力の火力発電所跡の奥に連なる丘の、
谷に隠れたようなところから、高い赤白煙突がそびえ立ち、
そこから時折白い煙が出ているのが見えるが、
それが(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン。

神奈川県内でもうひとつ放射線量測定器が集中しているのは、川崎地区。
「㈱東芝近辺」、と説明が加えられている。
なるほど、
つまり、ここの東芝でも燃料棒が作られているというわけですね。

オーケー,分かりました。了解しました。
世の中には積極的に知らされないけど、
神奈川県には、
三浦半島先端近くと、首都圏内川崎に、
バリバリの燃料棒製造工場がある、ということ。
ガッテンしました。

三浦半島は、今回の震災の影響で、
マグニチュード7クラスの直下型地震発生の危険が
とても高まっている地区のひとつだ、と
今朝の新聞に出ていた。

そういうことを知りつつ
心を静かに保って、今日もセーリングに出かけます。
口元に笑顔を絶やさないように努めて、
頑張っている東北の人たちに負けないように、
ニッポン人として、キチンと前を向いて生きていきますよ。