5月30日~6月1日 サバニまいふな座間味2008年度第2回合宿写真日記

2008年06月02日 | 風の旅人日乗
5月30日から6月1日まで、沖縄慶良間諸島座間味島にて
サバニのまいふなチーム合宿に参加。

5月29日の午後那覇空港に到着して、
オオシロサトシ氏が経営する漕店で一休みした後、
泊港北岸の座間味行き高速船乗り場へ。
ここは、沖縄を琉球政府が治めていた時代に
黒船ペリーが上陸した場所であるらしい。


そうして泊から1時間で座間味島に着くのだけれど、
そこは、第2次世界大戦で、米軍が一番最初に上陸した地点でもある。

那覇から見ると、座間味島は渡嘉敷島に隠されて全く見えず、
ために、沖縄本島上陸作戦を前にした米軍にとっては、
前進基地として座間味島は大変好都合だったのだ。
米軍上陸を受けて、ほとんどの座間味島民が自決した。

この、辛く悲惨な歴史をきちんと知り、
その当時の人たちの無念さと苦しさを弔う気持ちを持った上でなければ、
我々は、今も、これからも、
この美しい座間味島の海で遊ぶとこはできない。








5月29日から6月1日までの練習で『まいふな』が走った距離は40海里。
今回の合宿では、交代要員も無駄なく練習できるよう、
姉妹艇の『たうてぃー』も出したから、
チームメンバー個々がほとんど無駄なく海上でサバニを練習できた。
自画自賛になってしまうけど、
今回の『まいふな』チームの総合力はかなり高いと思われる。

下が今回の合宿でのまいふなの航跡です。
低気圧の影響で外海が大荒れだったため、
慶良間諸島内の海面での練習になった。

夜は夜で、泡盛の消費量は半端ではなかった。
山城オーナーが禁酒を突然止めてしまったことも、
まいふなチームの泡盛消費に拍車をかけた。

海にもサバニにも酒にも強い、とてもいいチームがです。




ここが、ぼくが座らせていただいている『まいふな』の運転席。
『まいふな』の一番後ろの部分です。
ここに膝で立ち(時には正座し)、
艇の左右バランスの崩れを体重で修正しながら、
風下側の手でエークを操って舵を取り、
風上側の手でセールをコントロールする紐を風に合わせ、
また同時に艇の左右の傾きと進行方向もセールでコントロールしています。


今月末、6月29日は、いよいよ第9回サバニ帆漕レース。
チーム一丸となって悔いのないレースをして、
自慢の『まいふな』の魅力的なこのお尻を、
できればレースに参加する皆さん全員に見てもらいたいな。